大西洋少年ジャンプ総合研究所 (TAMA08 -official blog-)

少年ジャンプやアニメ・マンガ等への個人的な意見・感想を発信


【今週の少年ジャンプ】ギャグマンガ経験者コンビによるラブコメは……あれ、二番煎じ?

f:id:TAMA08:20260831125845j:image

新連載『ウラのレポート』(原作:沼駿 作画:黒木雄心)

センターカラー『ロクのおかしな家』『鵺の陰陽師』『アニマルシグナル』

 

『超巡!超条先輩』の沼駿先生と『思春期ルネサンス!ダビデ君』の作者に2人による観察系学園青春ラブコメディ(?)。原作と作画の分業体制の連載はもはや珍しくありませんが、両方ともギャグマンガ連載経験者というのは極めて異例のはず。どちらも確かな実力をお持ちのはずですが、ラブコメというジャンルでその真価を発揮できるのか見守りたいところです。

とそんな文章を書いている最中に、この作品に何か既視感を覚えました。沼駿先生単独の同タイトルの読み切りがあったので当然といえば当然ですが、とくに"鬼人ヒロイン"という存在が気になり、結果的にちょうど4年前のこちらの新連載を思い出しました。

tamahachi08.hatenablog.jp

妖怪モノ否定派としての意見を述べつつ、なんか妙に妖怪系×ラブコメの作品が当時ちょこちょこ存在したので書いた覚えがあります。その後、「鵺の陰陽師」が登場しているからあながち"妖怪ラブコメ好き"編集者の存在は事実かもしれませんwww。ちなみに4年前の新連載作品時には『ルリドラゴン』との"角ヒロイン"被りを指摘する声もありました。

ちなみに『思春期ルネサンス!ダビデ君』は連載時そこそこ気に入っていて、ギャグマンガ不在時代(2018年~2020年)でも期待していたのですが、今振り返るとそもそも当時の他の連載陣がハンパなかった模様。『ONE PIECE』はもちろん『ハイキュー!!』『食戟のソーマ』『火ノ丸相撲』『僕のヒーローアカデミア』『ブラッククローバー』『ゆらぎ荘の幽奈さん』『鬼滅の刃』『BORUTO -ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』『約束のネバーランド』『ぼくたちは勉強ができない』『Dr.STONE』『アクタージュ act-age』『呪術廻戦』『チェンソーマン』などが連載。当時の集合表紙を見ても察せますが、とにかくスキがない……。結局は訳の分からないギャグマンガ同期とともに実質的共倒れになった印象です。

tamahachi08.hatenablog.jp

 

さて「ワンピース」関連の発表をたくさん載せているのに本編は載せてない変な誌面構成の今週号では「鵺の陰陽師」がここ今年の新連載作とともにセンターカラーを獲得してます。一時と比べてセンターカラーの頻度が高まっている印象がありますが、恋愛系2作のほか人気作の終了に加え、昨年の新連載陣の絶不調が功を奏したのでしょう。

再三言ってますが、いいかげんアニメ化を発表してほしいです。連載丸3年、現連載陣で上から6番目の長さなんですからもっと推してください!

 

【今週の少年ジャンプ】遂に劇場版オリジナルへ終止符!?『ONE PIECE』新劇場版2作を大発表!!

f:id:TAMA08:20260824121233j:image

表紙『ONE PIECE』(4回目)

センターカラー『魔男のイチ』『悪祓士のキヨシくん』

 

「ワンピース」がジャンプ本誌で今年4度目の巻頭カラーを飾るなか、劇場最新作『ONE PIECE FILM GOD VALLEY』『ONE PIECE FILM BAAD』が2作同時に発表されました。2027年公開の「GOD VALLEY」は予告映像やタイトルで内容の想像がつきますが、2029年の「BAAD」は予測は不可能……。てか"制作決定"の発表なら分かりますが、3年先の"2029年"というそこそこ間が空くのに具体的な年を告知するのはすごい異例。まあでも両作とも楽しみです。

さて何気に前作『ONE PIECE FILM RED』以前から劇場版ワンピースについて記事を度々書いており、「"オリジナルストーリー"の劇場版では大記録は達成できない」的なことを言ってました。しかし、その後予想に反して"オリジナルストーリー"、"パラレルワールド"な「フィルムレッド」が200億円突破という歴代最高かつアニメ史上でも屈指のメガヒット作となりました。

tamahachi08.hatenablog.j

とはいえ大手レビューサイト映画.comでの評価が"2.9"というのが示唆するように、一定数のワンピースファンには腑に落ちない部分があったのも事実。尾田先生の「オッサン描くのに飽きた」「可愛い女の子がつくりたい」メッセージに理解・共感しつつも、正統・正史・原作準拠の劇場版を多くのファンが求めていたのは間違いなく、5年の歳月を経た2027年の「GOD VALLEY」でその願いが叶いそうです。TVアニメが休止期間を設定できるようになったのも効果を発揮しそうですね。

でも「BAAD」は謎すぎる……、原作が続いているのかも確信がもてないですし。完全オリジナルストーリーに回帰する理由もないから、マジで謎。

 

そして『約束のネバーランド』が10周年記念で読み切り掲載&『僕とロボ子』が便乗www。でもぶっちゃけ内容ざっくりしか覚えてないんですよね……。むしろ名作なのにメディアミックスが事実上失敗したという印象が否めない。ほぼ同期の『鬼滅の刃』と比べても多分アニメ化前は人気を上回っていたはず……。さすがにリメイクするには早すぎるので、またさらに10年後にそのポテンシャルをMAXで発揮してほしいですね。

さて打ち切りからの、来週から新連載2連弾。これまた意外な経験者コンビがジャンプにカムバック。果たしてどんな出来映えか。

【今週の少年ジャンプ】なんと正月以来の集合表紙!?その悲しい裏事情に気づいてしまった……

f:id:TAMA08:20260810121448j:image

巻頭カラー『あかね噺』、センターカラー『さむわんへるつ』『悪祓士のキヨシくん』

 

なんと正月以来8カ月ぶりの集合表紙です。筆者調べでは2019年以来の異例の出来事で、例年はGW前の第21~24号あたりで集合表紙が掲載されてますが、とりあえずいつも通りの分析から。

ーーー 表紙分析 ーーー

・メイン『ONE PIECE』

・サブメイン『さむわんへるつ』『SAKAMOTO DAYS』『あかね噺』『魔男のイチ』『カグラバチ』

・センターライン『悪祓士のキヨシくん』『ウィッチウォッチ』『しのびごと』

・サブライン『鵺の陰陽師』『僕とロボコ』『ロクのおかしな家』

 

前回から『逃げ上手の若君』『アオのハコ』『呪術廻戦≡』といった人気作が離脱して配置が大きく変化するかと思ったら、正月時点ですでに「魔男のイチ」「カグラバチ」「さむわんへるつ」が台頭済み、「サカモトデイズ」も健在なので大きな印象の変化はなし。

強いて言えば「カグラバチ」が微妙にサブメインとセンターラインの狭間っぽい位置になったぐらい。あとは「あかね」がアニメ放送の影響+「アオのハコ」離脱でより目立つ位置になったかな~と。

ーーー ーーー

GWの集合表紙がなかった理由を改めて考えましたが、もしかしたら昨年後半から今年前半まで新連載の超短期打ち切りが相次いだ結果、集合表紙に載せられる作品が揃わないという事態が発生したからかもしれません。つまり集合表紙用の各作品のキャラクターの絵は用意されていたけど、タイミング的に打ち切り後の掲載になってしまうので当然外さざるをえない。でも次の新連載は締め切りが間に合わない。そして全連載作のキャラクターを載せる原則は破れない。なので結局人気連載の絵と共々お蔵入りにせざるを得なかった………というのが自分の推測です。

となると、だいぶ長い間ドベやブービーなのに打ち切りを免れている作品があるのは、さすがに夏の集合表紙を見送りにはできなかった、という裏事情があるのかも……。

 

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『笑わないでよ しじまさん』(堀越耕平)

評価……△

因習絡みの青春モノという感じですが、単なる妖怪討伐ではなく、面白くないわけではない。ただ最終的には主人公がヒロインを救う定番パターン。設定も諸々盛り込んであるので、ちょいと難しい。

~~~~~~~~~~~~~~~~

なんか、読み切り作品掲載時に載っける作者紹介ページで当然のように堀越先生を紹介してるのが面白かったです。“知ってるわ!”というツッコミ待ちなネタですねwww。

作品自体はおそらく堀越先生がなんか自由に描いていいと言われて描いたんだろうな~~という典型的な連載したらダメなパターンの話。なんか面白そう……ではありますが、連載したら読者を置いてきぼりにして物語が進みそうな気配がガッツリします。

まあ連載を想定してない作品だから問題ないのでしょう。ヒロイン可愛かったし。

【今週の少年ジャンプ】苦節15年、『ロクのおかしな家』でようやく真のジャンプ作家に仲間入り?

f:id:TAMA08:20260803121128j:image

表紙『ロクのおかしな家』(2回目)

センターカラー『しのびごと』『UNDER DOCTOR』

 

今年4月連載スタートのロクが、およそひと月前のセンターカラーに続いて、『魔男のイチ』『さむわんへるつ』以来の快挙となる1周年記念を待たずの巻頭カラーを獲得しました。ご存知の通り、ジャンプにおいて新連載以外で巻頭カラーを獲得するのはなかなか難しく、周年記念ですら人気が半端だと貰えない名誉です。それを連載1年未満で獲得するのは人気がある最大級の証で、極めて稀です。たまたま、「魔男のイチ」「さむわんへるつ」とここ2年ほどは立て続けに達成されていますが、2022年連載の『あかね噺』が半年後に2回目の巻頭カラーを得た一方で、それ以降の『鵺の陰陽師』『カグラバチ』『悪祓士のキヨシくん』『しのびごと』はいずれも2回目の巻頭カラーは1周年記念までお預けでした。

2009年の赤マルジャンプ(※現ジャンプGIGA、懐かしい!)でデビューし『クロクロク』(2013年)の打ち切り、『AGRAVITY BOYS』(2020年)の善戦を得て、作者さんもついに今作でジャンプ"人気"作家への仲間入りができそうです。……もちろん1年先ジャンプは予想のつかない闇の中ですが。

ちなみにこのブログでは人気連載の作者のみ"名前"に"先生"を付けて呼称して、条件を満たさない作者さんたちについて"作者"という呼び方をざっくりとですが使用しています。

ジャンルでいえば個人的に否定しがちな“妖怪・除霊モノ”なんですが、各キャラクターの属性が違うというか、全網羅しているのが在り来たり感をなくしてますね。あと主人公の個性を強め過ぎず、あくまでクセの強さやインパクトは他のキャラクターに任せているのが、散りばめられたギャグと合わせてほどよい笑いを生んでますね。多分、複数人の掛け合いで生む笑いは前作の経験が活かされてますね。あれも主人公は四人全員みたいな変則的な作品でしたし。

 

そして、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』がカムバック!メタ的な内容からの時事ネタ、そして部長の娘夫婦へ話を持ってきて、おなじみの「両津のバカはどこだ!」オチ。素晴らしい!!

ジャンプ作家のマイベストこち亀のなかなか必見でした。こち亀からたった1話選ぶのはなかなか至難なのでご苦労様でした!

【今週の少年ジャンプ】連載当初から現在に至るまで良い意味で先が読めない『SAKAMOTO DAYS』※一部更新

f:id:TAMA08:20260727121554j:image

表紙『SAKAMOTO DAYS』(3回目)

センターカラー『悪祓士のキヨシくん』『鵺の陰陽師』

 

『ONE PIECE』と並ぶ今年三度目の巻頭カラーを獲得したサカモトデイズ。完結がそう遠くないと一部で噂されているようで、自分もちょっとそんな気がしていたのですが、今週号でそう簡単に終わる感じではない展開に……。いや、主人公が敵に置き換わるとか予測不能ですよ。始まりからずっとシンを準・主人公扱いしてましたが、この展開を成立させるための仕掛けの一つだったんですかね?

連載間もない頃、サカモトデイズは“ファミリーコメディ”だと判断して記事を書いたりしました。

tamahachi08.hatenablog.jp

しかし、実際は本格的なバトルマンガとして躍進してきたのはご存知の通り。そして、他のバトル作品と比べてサカモトデイズは特に先が読めないのがここ数年最大の特徴となっています。スラーがラスボス・黒幕として存在しつつ、横槍を入れる存在や第三勢力がいたり、坂本さんも敗北したり、結局のところハッピーエンドが待っているのかも不明なレベルで物語が進行。
 終わりそうで終わらない殺し屋の物語はもうしばらく続きそうです。

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『七不思議先輩と鉄人くん』(川口勇貴)

評価……△

ラブコメ&メカ要素が少し入った除霊モノ。キャラデザ面ではとくに問題なく、迫力と見やすさが両立されて、連載経験者の実力を発揮してます。ただ学園設定・ストーリー面はかなりオーソドックスかつ現連載陣と被っているので称賛はできない。

~~~~~~~~~~~~~~~~

実は前々から川口さんの絵は割と好みで、密かに応援したい気持ちを抱いています。ただこれまでの連載作は何かが足りてなくて、購入までには至ってません……。腕は確かなので、なんとか大成してほしいな~~。

※読み切り評価が未更新だったので更新しました。

【今週の少年ジャンプ】『僕とロボコ』内とはいえ、まさか"じーさん"がジャンプに姿を現す日が来ると思わなかった……

f:id:TAMA08:20260721092155j:image

表紙『僕とロボコ』(今年初)

センターカラー『さむわんへるつ』『2年B組 勇者デストロイヤーず』

 

1年3カ月ぶり、周年記念では4周年以来の巻頭カラーを獲得して『僕とロボコ』が6周年を迎えました。おめでとうございます!

でもそんなどうでもいいことは置いておいて、もう個人的にびっくり仰天なのが、作者の宮崎周平先生と『でんぢゃらすじーさん』曽山一寿先生との特別対談に伴う実質的なコラボ回。「週刊少年ジャンプ」の紙面上に、「コロコロコミック」のキャラクターが登場(※絵は宮崎先生)するという異例の出来事となりました。しかも、小学生レベルの下ネタというオチでwww。先週号とはまったく別の意味で『アオのハコ』の最終回と被らなくてよかったですね。

対談によると宮崎先生は世代的に「でんぢゃらすじーさん」を読んでなかったそうですが、何を隠そう自分は現役の読者ですwww。『トリコ』『ブラッククローバー』『キルアオ』はすでに手元にありませんが、『全体絶命でんぢゃらすじーさん』『でんぢゃらすじーさん邪』『なんと!でんぢゃらすじーさん』は未だに全巻保有しています。最近は更新頻度が減りましたが、一時毎日のように更新されていた先生のブログも大好きで、素人ながら、このブログやXでよく公開される曽山先生流のマンガ理論は参考にしています。曽山先生が素顔で登場するときに被っているベレー帽がマンガ家としての"演出"であることが今回の対談後の4コマで明らかにされましたが、ハチャメチャなマンガを描いている裏でこういう"演出"を考えていたり、切れ味鋭いマンガ理論を持っている曽山先生の頭はホントに素晴らしい。

ぶっちゃけ、伸び悩んでいるジャンプ作家は編集に相談するより、一度曽山先生のマンガ理論の回を一通り読んだほうがいいと思います。曽山一寿賞の話とかは、面白くないと感じたマンガを読んでいるとなんとなく思い当たりますよ。

ちなみに曽山一寿先生は「こち亀」秋本治先生と学校の後輩です。

 

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『鳶のおんがえし』(今 厳)

評価……×

ありきたりな"天恵による主人公覚醒ストーリー"で、ベタ&二番煎じ。離島設定や"封印されし神"も新鮮味どころかもはや腐臭。作画も並レベル。もっと猛烈に頑張りましょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~

「アオのハコ」が終了して2026連載作品が8作と連載陣の半分近くを占める大混戦ですが、未だに確定的な人気を得ている作品はなし。やはり『2年B組 勇者デストロイヤーず』は期待値高めですが、まだまだ予断を許さない状況かと。

 

【今週の少年ジャンプ】大記録まであと1年でも完結は当分先な『ONE PIECE』、恋愛モノ歴代最長で幕引きの『アオのハコ』

f:id:TAMA08:20260713121648j:image

表紙『ONE PIECE』(3回目)

センターカラー『アオのハコ』『夏と蛍籠』

 

「ワンピース」が連載29年周年を突破しました。おめでとうございます。昨年の記事でも言いましたが、これまで「こち亀」しか到達したことがなく、おそらく続くこともないだろうと思われた連載30年という大記録まであとわずか1年まで迫りました。こち亀が30周年を迎えた2006年当時「ワンピース」は連載9年目。確かエニエスロビー編のクライマックスあたりでしたが、すでに十分長期連載の部類ながら、その後20年経過しても続いているとは当時誰1人予想してなかったでしょう。

……そういえばこち亀でタイムカプセルをネタに、20年後のジャンプを両さんが考えるシーンがありましたね。あの時のタイムカプセルこち亀記念館にありますが、空けたりするのかな?

 

そして『アオのハコ』完結、お疲れ様でした。こちらも以前の記事で指摘してますが、ジャンプのラブコメを含めた恋愛モノ作品として最長となる5年半未満の連載を記録。ジャンプ史に新たな1ページを刻んだ名作として残ることになりました。“青春モノ”ジャンルでは『さむわんへるつ』が絶賛連載中ですが、実質的に兼ねていたスポコン枠は後釜がまだないので、高確率で再びジャンプからスポコンが消えそうです。

……あ、センターカラー作品は個人的にとくに期待してない前提です。今後、認識が間違っていたら『僕とロボコ』時と同様に謝罪しますwww。

 

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『アイボーイ』(谷内太陽)

評価……○

宇宙人テーマながら魔術・魔物概念を取り入れたアクションマンガ。こういうバディ・相棒と共に活躍する作品は個人的に好物かつ、キャラクターの不器用テキトーな性格も好き。絵も荒さが目立ってない。

~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、来週号はロボコが久しぶりの巻頭カラー&伝説のギャグマンガ家とスペシャル対談!できればマンガ内でもネタになっていることを祈ります。

【今週の少年ジャンプ】男女ともに引きつける魔力をもつ『魔男のイチ』

f:id:TAMA08:20260706122109j:image

表紙『魔男のイチ』(2回目)

センターカラー『あかね噺』『ロクのおかしな家』『逃げ上手の若君PRESENT DAY』

 

「魔男のイチ」が今年2回目の巻頭カラーを獲得。2周年記念で巻頭カラーも確実なので、今年中におそらく4回は表紙を飾りそうですね。ここ最近は昨年スタートの『さむわんへるつ』とともに、掲載最上位を『ONE PIECE』『SAKAMOTO DAYS』と常に争っているレベルの大人気ですが、男女ともに人気が高いのも一つの特徴です。

説明がしづらいのですが、キャラクターデザイン的には男女どちらにも妙に媚びるような印象はなく、主人公のイチを中心としたデスカラスやクムギ、ゴクラクなどとの関係性も多様かつ応援したくなるような形に仕上がっており、どこかジャンプらしいところに男は惹かれ、決してベタではないところに女性が惹かれているような気がします。

単純にかわいい女性キャラが多いからとか、イケメンキャラがたくさんいるとかいう理由で男女の人気について片づけられない点が「魔男のイチ」の凄さの一端なのです。

ちなみに格好いいババァが登場したこともすごい気にいってます。格好いいババァっていいですよね?あ、ロリババァや見た目が若い美魔女は全く違いますよ。

~~~ 新連載予想(2026.05) ~~~

『アニマルシグナル』……△

いわゆる獣人的なキャラクターたちによる物語ですが、個人的には人間と動物はふつうに分けてほしかった……。動物の豆知識はふつうに興味深いですし、キャラデザも可愛いので、空いたラブコメ枠に収まる可能性はある。

 

『HAL FORMULA』……○

個人的な事情でF1に凄い興味が沸いているので推したい……。なんだかんだスポコン2作の連載を経験しているので画力・物語的な欠点はないですが、ジャンプ読者がカーレースにどこまで興味あるか未知数なのが不安材料。

 

『カノンマスター』……×

今週の巻頭カラー作品の下位互換。絵は標準的な丁寧さだが、話は色々オーソドックスすぎてワクワク感がない。

~~~  以上  ~~~

さて、来週号でまさかのクライマックスがあることが発覚して少なからず驚いてます。まあ「さむわんへるつ」や新連載があるから恋愛モノが壊滅するわけではありませんが、だいぶ意表をつかれました。

【今週の少年ジャンプ】一年先があった"キヨシくん"と、なかった"ひまてん"……予測不能なジャンプの未来

f:id:TAMA08:20260629125638j:image

巻頭カラー『悪祓士のキヨシくん』(今年初)

センターカラー『HUNTER×HUNTER』『ひまてん!』

 

「キヨシくん」が連載2周年で2年連続の巻頭カラーを獲得。おめでとうございます。でも個人的な評価云々は昨年の記事で書いている通りで、現在もまったく未読です。

tamahachi08.hatenablog.jp

ただ、未読でも唯一分かるのが「センターカラー」をこの1年間で8回という頻度で獲得するほどの人気は持っているということ。1年超えの連載で人気が下降気味の場合、1~2回のセンターカラーでもけっこうな成果に相当しますが、それを2カ月に1回以上のペースで果たしていることは"固定のファン"以上の票が度々集まっている証拠といえます。……言いづらいですが、少なくとも同時期の『キルアオ』『鵺の陰陽師』よりは。

さてそんなめでたい「キヨシくん」の裏で、同期の「ひまてん」が連載終了。ジャンプラブコメの新星として1周年巻頭カラー級の人気を得たはずが、結果的に2年足らずという短い期間での完結となりました。

tamahachi08.hatenablog.jp

まだまだラブコメへの需要は根強いと思っていましたが、『アオのハコ』や『さむわんへるつ』の人気を踏まえると、もはやジャンプで“ハーレム”は求められていないのかも……。それ目的の読者は他誌や異世界モノで満たしているんですかね?

 

長期連載が完結したり、ネクストホープの人気が急落したり、作者の体調不良が発生したり、ここ最近のジャンプはなんとなく安定感に欠けている印象。幸い『ONE PIECE』『SAKAMOTO DAYS』が去ってもまだ『魔男のイチ』とか超新生が見込めますが、なんかしらの紙面上の改革が必要だと思います。

過去作を含めたアニメ化推進は直接的にはジャンプ本誌の改善にはなりませんし……。まあ雑誌はもう惰性でいいと思っているなら別ですが。

 

以上、老害の戯れ言です。

【今週の少年ジャンプ】砂漠の殺風景さはマンガにとってメリットかデメリットか?

f:id:TAMA08:20260622121834j:image

新連載『カノンマスター』(町田麗弥)

センターカラー『しのびごと』『鵺の陰陽師』

ブログ内の検索で、金未来を含む過去4件の読み切りの掲載を確認した作者による新連載。最も早いのが2019年5月で、金未来杯は2021年10月、直近が2024年7月という年月を見る限りなかなか苦労しているご様子……。

終末世界の舞台としてよく使われる砂漠・荒地・廃墟ですが、"終末世界"と断言したようになんとなく世界観やおおよその物語の見当がついて、サプライズが減る欠点があるのでジャンプでの近年の成功例は……ぶっちゃけ思いつきません。『SAND LAND』は諸々の条件が違いますし。

描く側的には背景が楽になったりするのでしょうか?

今週号の『SAKAMOTO DAYS』で久しぶりに坂本さんのバトル見れましたが、やっぱり自分が読みたいのはこのぽっちゃりスタイルの坂本さんのアクションだと再認識しました。『魔男のイチ』は予測不能っぷりがさすが。『僕とロボコ』は作者の『トリコ』好きがまたまた発動。『2年B組 勇者デストロイヤーず』は笑いの瞬間爆発力がやはり強い。

そして、ここしばらく疑問だった連載枠数の結果は明らかになりましたが、相変わらず今年初めの新連載陣の不調っぷりがもはや怖いレベルです。