ジャンプの作品を評価するときに、自分も含めて王道とか正統派とか言いますけど、実際どうゆう作品がそう呼べるのでしょう?
個人的に今のジャンプで一番それっぽいのは『ブラッククローバー』で、『Dr.STONE』が次点かと。
ジャンプ三大要素「友情・努力・勝利」が物語の中心に組み込まれている点は当然ですが、作画に注目してみると、斜線や濃淡、枠線がハッキリして読みやすいところもポイントです。
絵のド素人なので、この説明があっているのか不安ですが少なくとも『呪術廻戦』や『チェンソーマン』とは絵的に逆ということはわかってもらえるかと。
1ページあたりの白と黒の割合も圧倒的に後者は黒が多いはず。
その一方、正統派よりの前者は話によりますが基本的には白っぽいページが多く、それとなく明るい雰囲気があります。
多分、この印象はオールフルカラーになるアニメだと全然変わると思うので、『鬼滅の刃』のアニメ化前後の人気の違いもこういう理由があるのかもしれません。
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『逆襲シャトル』(カムラコウ)
評価……〇
理由……スポ根マンガとして見事な出来映え。
ザ・スポ根というかバドミントン版ハイキューみたいな完成度。
褒めてますよ。たまたまネット競技つながりだったのでそんな印象に。
バドミントンという競技については、悪くないチョイスだと思います。
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スポーツ系や部活モノの核心である“なんの競技”を選ぶかという問題ですが、まずタイミングを第一に考えないと確実に死にます。
一番ダメなのが、すでに流行り始めてたり、まもなく世界的な大会が開かれるような競技。他紙はともかく、目の肥えたジャンプ読者は即座にしらけます。
なのでバドミントンは、“今は”悪くない時期です。ただこれが来年の夏前後になると日本人のオリンピック金メダル候補がいますから危険です。