TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

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【持論アニメコラム】大ファンでもびっくりの『スポンジ・ボブ』の躍進



▼「cartoonの世界」記事一覧▼

①日本人が知らない米国“cartoon”の世界

②アメリカン・アニメーション黄金時代と日本ゲーム全盛期の類似性

③かつてディズニーと比肩した悲劇のアニメーター、マックス・フライシャー

④ディズニーを駆逐し“カートゥーン”の本家となったワーナーとMGM 

(番外編)大ファンでもびっくりの『スポンジ・ボブ』の躍進

スポンジ・ボブ / スクエアパンツ ザ・ムービー(字幕版)

スポンジ・ボブ / スクエアパンツ ザ・ムービー(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

半端知識のアメリカン・アニメーションの歴史について続いたので、今回はもう少し個人的に実感のあるお話です。

 

皆さんは『スポンジ・ボブ』をご存知でしょうか?

簡単に紹介すると「海の底にある町“ビキニボトム”を舞台に海綿(※英語でスポンジ)のスポンジ・ボブとその仲間が繰り広げるドタバタコメディ」です。

 

まもなく3作目となる劇場版も公開予定など、カートゥーンとしてはアメリカでもトップクラスの人気を誇り、現在はNHKでも毎週放送中です。

 

最近は百均などでも多くのグッズが発売されて、女性に人気のキャラクターとして知られるようになりました。

 

そんな自分もアメリカ在住時からの大ファンなんですが、どうしても疑問に思ってしまうことがあるのです。

 

いつの間に、どうして日本で人気になったの?

 

ぶっちゃけ自分はスポンジ・ボブについては完全にギャグキャラとして見ていたので、日本で初めて女性がスポンジ・ボブのグッズを身につけているのを発見して、嬉しいとともにかなりびっくりしました。

 

なぜなら、感覚的には“でんぢゃらすじーさん”や“首領パッチ”みたいなキャラクターが“カワイイ”と女性にウケているようなのギャップがあるからです。

 

しかし、すでに日本でのカートゥーン作品の知名度としてはトゥイーティーバックスバニートムとジェリーに比肩するぐらいになっているのでおそらく“カワイイ”のでしょう。

 

ちなみに原作者のステファン・ヒレンバーグは海洋学の先生としても有名です。惜しくも一昨年亡くなりましたがその功績はアメリカ国内でも称えられています。

 

子ども向けアニメがだいぶ廃れた日本と違い、アメリカでは現在も新旧(※1940年代制作の短編アニメも普通に放送されている)含めて多くのカートゥーンが作られてますが、2000年代前後に誕生した作品としては間違いなくナンバーワンだと思います。

 

皆さんも機会があれば是非字幕版で本家の声を聞きながら楽しんでください。

 

NHKEテレで、毎週土曜午後6時00分放送中です。

基本的に1話完結なので、前後のエピソードは気にしなくて大丈夫です。