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個人的に宣伝したいジャンプコミック。第3弾は諸々話題沸騰中の『チェンソーマン』です。
2019年第1号(※発売は2018年12月)より連載がスタートしたチェンソーマンですが、昨年12月発売の2021年第2号、今週発売のコミックス11巻で連載終了(※第一部)というスピードで終わっただけでなく、過激な描写と怒涛の物語で、一昨日・昨年と鬼滅で盛り上がるジャンプの裏で嵐を巻き起こしていた意欲作です。
というわけで、今回も連載開始当初の私のコメントをご覧ください。
~~~ 過去記事引用 ~~~
とりあえず率直な感想は「引き込まれる。」
決して“キレイ”な絵ではないのですが、雑ではなく案外見やすい。
なにより物語が中々クセが強い。
~~~ 以下新連載予想より ~~~
『チェンソーマン』・・・・・・〇
個人的な好みを含めての評価。
作画がかなり荒めですが、
展開や物語はクセがあって面白いと思います。
キャラクターも魅力を感じますので、
作画がブラッシュアップされれば
化ける可能性あり。
~~~ 引用終了 ~~~
結果的には、作画はブラッシュアップされたというより尖鋭化し、化ける方向もよりバケモノらしくなったという感じですね。
その後も前ブログで度々“面白い”的な話を書いた覚えがあります。
※以下、若干のネタバレ含みます。
【チェンソーマンのここが面白い①】
最底辺から生まれ育った超悲劇的主人公「チェンソーマン」ことデンジ
主人公で、後々「チェンソーマン」と呼ばれることになるデンジですが、その人生は常にどん底。幼い頃に親は死亡。その親が残した借金を返済するため、悪魔を倒すデビルハンターとしてヤクザからの依頼を手伝い、ロクな教育も食事も生活もおくれない日々。
当然友人もいない中、たまたま出会ったチェンソーマンの悪魔「ポチタ」と仲良くなり、2人で協力しながら普通の生活(※”食パンにジャム塗って食べる”というレベル)を夢見て生きていました。
しかし突如別の悪魔に襲われ、ポチタとともに惨殺。
その後、唯一の友であるポチタの心臓をもらい、半ば不死身になって復活。
というのが第1話のあらすじですが、とにかくジャンプ主人公としてはトップレベルのハードな生い立ち。
『鬼滅の刃』第1話の炭治郎と比べても、
・家族はいない(炭治郎=大家族の長男)
・頼りはヤクザ(炭治郎=街の人気物)
・唯一の友とともに惨殺(炭治郎=生存&妹一人は生存)
と圧倒的にヒドい目にあってます。
ここまで悲劇的であったデンジに対して、多く読者が人一倍同情と応援の気持ちを持ったことが後々の展開と合わせてよりデンジの人気を高めていきます。
【チェンソーマンのここが面白い②】
ささやかな幸せと地獄の繰り返し。止まらない衝撃的展開の連続
唯一の友、ポチタの命と引き換えに復活したデンジは、自分たちを殺した悪魔に復讐し、直後に出くわした政府公認の女性デビルハンター、マキマに一目惚れして雇われることに。
その後、なんだかんだ望んでいた普通の生活を送れるようになったデンジですが、同時進行で次々と地獄のような目に合います。
仲間に裏切られたり、生け贄にされそうになったり、その仲間と仲良くなった直後に皆殺しされかけたり、とほぼ毎回殺されます。
”息つく間もない”という表現がありますが、チェンソーマンの物語はまさにそれに当てはまります。ちょっとした日常編のあと、前回の地獄を超えるような地獄の展開が待っているの繰り返し。
「誰が死んでもおかしくない。」
チェンソーマン読んでいてこの言葉を何回反芻したことでしょう……。
【チェンソーマンのここが面白い③】
迫力を超えて唖然。血で血を洗う超ド級のえげつないバトルシーン
デンジの戦闘方法ですが、チェンソーマンの名前の通り電動ノコギリを頭や腕から生やして、相手をえぐり斬るのが基本です。
訓練を受けたわけでもなく、必殺技があるわけでもないので、強い相手と戦うときはひたすら不死身を生かした肉弾戦です。
なので相手が血まみれになることはもちろん、デンジ自身も常に血まみれ。四肢が吹き飛ぶことも頻繁で、マンガで見るとあちこちがベタで真っ黒。
戦闘シーンや血でこんなに真っ黒になるマンガは、そうそうお目にかかることはないと思います。
加えて、この血生臭さい戦闘をやってのけるデンジのイカれ具合もハンパじゃなく、絶叫と高笑いを混ぜながら戦う姿はまさに悪魔的。
日輪刀を手に尊敬する師匠の元、入念な訓練と過酷な試験を通った後、華麗な技と仲間の協力で鬼を倒す炭治郎とはこれまた異なります。
【チェンソーマンのここが面白い④】
デンジの周りを固める、一癖二癖あるキャラクターたち
2年間の連載の間に悪魔や魔人を含め様々なキャラクターが登場し、毎回血まみれのデンジに負けない存在感を示しました。
デンジの憧れの女性上司マキマさん。
デンジのお目付け役で、王道の主人公ポジションである早川 アキ。
デンジを振り回す裏切り暴君魔人、パワー。
幸薄いのになんだかんだ金のために働く東山 コベニ。
謎の多い最強の酒飲みデビルハンター岸辺。
人間以外も様々なおぞましい姿をした悪魔や魔人が出てきました。そして、その大半は結果的に死んでいきました。
キャラクターに関しては、語るところが多すぎるので割愛します。
ちなみに自分はコベニちゃんと暴力の魔人のペアが気に入ってました。
以上、いつもより1つ多いの4点にまとめてチェンソーマンの面白さをお伝えしましたが、展開が早すぎて見落としてる部分も多いと思いますので、ぶっちゃけ買って読んでください。
全11巻なので、まとめて新刊で買ってもそんなに予算かかりませんし、スピード感は当然ながら鬼滅以上です。
これまたあちこちで騒がれていますが、一体アニメ化がどんな形で具現化するのか妙に期待してしまいます。
ついでに『破壊神マグちゃん』第3巻も今週発売されたので買ってくださいwww。