TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

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【持論アニメコラム】『ピクミン ショートムービー』で感じた任天堂の更なるポテンシャル



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大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」が先日グランドオープンを迎え大きな話題となりました。

自分はまだ未体験ですが映像などを見るだけでも、まるでゲームの中に入りこんだような世界観を味わえそうで、コロナが落ちついた時に訪れるのが非常に楽しみです。

 

スーパーマリオ」のアニメ映画も制作中など、ゲームの枠を超えてコンテンツ事業の拡大を目指している任天堂ですが、そのポテンシャルをさらに感じさせる出来事が個人的にあったのでちょっとご紹介します。

 

まずご覧頂きたいのが冒頭にリンクを貼った『PIKMIN Short Movies』です。これは2014年10月に第27回東京国際映画祭の特別上映作品として3D上映された「ピクミン」のアニメーション作品で、2020年10月よりYouTubeでHD版が無料公開されています。

 

全3話、約23分程の短編作品ですが、その出来映えは控えめに言って素晴らしいの一言。3Dアニメーションとして十二分に満足できる映像品質に、ピクミンを知らない初心者でも笑えるセリフなしのコミカルなストーリー。その一方でピクミンファンも楽しめる細かい演出も取り入れられて、世界に誇れるCGアニメに仕上がっています。

 

任天堂ゲームが原作のCGアニメーションといえば、TVシリーズの『星のカービィ』や『ドンキーコング』などがありますが、良くも悪くもブラックジョークなどのギャグが散りばめられたこれらの作品とは全くといっていいほど路線が異なります。

 

さてそんな「ピクミン ショートムービー」ですが、自分自身はとある出来事をキッカケに、しかもちょっとした思いつきで初めて視聴しました。

 

個人的な話ですが、少し前に親戚の子が家まで遊びにきていました。まだ幼稚園にも入っていないぐらいの年頃で、少し前までは『アンパンマン』に大興奮してましたが、すでに興味が薄れて今現在は「トトロ」や「ディズニー」が好きな子に成長を遂げていました。

 

そんなAちゃん(仮)と遊んでいる途中、おもちゃに飽き初めていたこともありテレビでYouTubeを見せることにしました。

少し前に親から『こびとづかん』を気に入っていると聞いた覚えがあったのですが、「こびと」の見た目が自分自身の感性に合わないで別案を考えて思い浮かんだの「ピクミン」だったのです。

愛くるしさでいえば絶対勝っていると思いますし。

 

案の定、動画の再生中は時おり笑顔や笑い声をあげながら、終始食い入るように画面を見つめ続け、結果はAちゃん本人はもちろん自分にとっても大満足でした。Aちゃんはこのアニメをかなり気に入ったらしく、その後も数回にわたって「ピクミン」を見たいと懇願されました。

ついにはエンドロールで一瞬登場するピクミンたちやその後聞かせた「種のうた」にも反応するようになりました。

種のうた

種のうた

  • 発売日: 2013/07/17
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

このAちゃんの一連のリアクションは、普段のお気に入りである「ディズニー」や「トトロ」に対するものとなんら変わらないもので、それらを見て自分は「ピクミン」には児童向けコンテンツとして確かなポテンシャルを持っていると感じたのです。

 

よくよく考えるとピクミンは元々非常に覚えやすいデザインと可愛らしい鳴き声を兼ね備えており、そこに「ピクミン ショートムービー」で描かれたコミカルな動きや喜怒哀楽の表情が加わったことで児童向けコンテンツとして非常に魅了なキャラクターに進化しました。

 

3話あわせても20分ちょっとしか映像がないのが残念ですが、絶対続編および定期的な製作を行うべきだと思います。どんな専門家の評価よりもAちゃんの純粋なリアクションが「ピクミン」のとてつもない可能性を示したと直感しました。

 

ちなみにAちゃんは昨今ショップカフェなどでグッズ展開が盛んな「星のカービィ」にも興味を持ってくれてます。

 

現在、日本の幼児向け商品として圧倒的な支持を得ている「アンパンマン」に対し、もう少し年上の児童向けとなると女の子は「プリキュア」、男の子は「戦隊ヒーロー」などが人気ですが、「ピクミン」や「星のカービィ」はその中間もしくは重複する年齢層に刺さるコンテンツとして多いに期待できると思います。

 

もしそうなれば任天堂はいずれコンテンツ企業としてディズニーとさらに比肩しうる存在となることでしょう。

ピクミン3 デラックス -Switch

ピクミン3 デラックス -Switch

  • 発売日: 2020/10/30
  • メディア: Video Game