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【持論アニメコラム】まもなく放送20周年!今こそ記そうアニメ版『星のカービィ』!!



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先日、ニンテンドーダイレクトにて「星のカービィ」シリーズ実質初の本格3DアクションであるNintendo Switch星のカービィ ディスカバリー』が発表されました。わずか2分半の映像でしたが、もうすでに傑作になること間違いないぐらい期待してしまうような内容でした。

さてそんな話題沸騰中のカービィですが、今月であのテレビアニメ版『星のカービィ』放送開始20周年という節目を迎えます。残念ながらこれといったムーブメントの兆候が見られませんが、今年2月の記事に引き続き、改めて放送開始20周年を迎えたアニメ版星のカービィについて、その魅力と衝撃について思い出してもらおうかと思います。

 

【アニメ版『星のカービィ』とは】

ゲームソフト「星のカービィ(以下、カービィシリーズ)」を原作とする2001年10月から2003年9月までTBS系列で土曜朝に放送された全100話のテレビアニメ。数少ない任天堂原作のアニメであり、主人公のカービィを中心に3DCGが多用されているのが特長。当時のテレビアニメの1.5倍、CG部分を換算すると2~3倍相当のセル画数によるなめらかで高品質な画面クオリティを実現している。カービィの声優は原作ゲームと同様、大本眞基子さんが演じている。

なお、放送期間中にカービィシリーズでは『星のカービィ 夢の泉デラックス』(ゲームボーイアドバンス)、『カービィのエアライド』(ゲームキューブ)が発売されている。

 

■アニメ「星のカービィ」のここに注目【①】

-後の「カービィシリーズ」に影響を与えたオリジナル要素-

アニメ「星のカービィ」は、主人公カービィや敵役であるデデデ大王などの一部キャラクターデザインを除けば、ストーリーを含めてほとんどがオリジナルの設定となっており、原作ゲームファンの中にはこれを好ましく思わない人もいます。しかし、その結果、後のカービィシリーズに逆輸入された要素が数多く存在します。

 

・コピー能力と衣装が一体化

アニメ版以前は、カービィがコピー能力を持っている時の姿はまちまちでした。むしろ発動中を除いて通常時と変化がない姿が普通でしたが、アニメ版星のカービィでは『星のカービィ スーパーデラックス』をベースにコピー能力ごとに衣装がセットとなりました。おそらく特撮ヒーローや魔法少女モノのような変身シーンを意識して考えられた結果だと思いますが、その後のカービィシリーズは基本的にコピー能力は衣装とのセットが当たり前となります。また、コピー能力中の技に名前が付けられ始めたのもここからだと思います。

 

メタナイトとワドルティが味方に

カービィシリーズにおけるザコキャラ筆頭のワドルディですが、アニメ版ではデデデ大王の部下として多数…というか大量に登場します。基本的に自分の意志はあまり持たずデデデ大王の命令に従うという立場なのですが、カービィと直接戦うことはほぼなく、結果的に協力するパターンが何度かありました。そうした味方寄りの立ち位置やカービィと並ぶ愛くるしい姿からか、以後ワドルディは『星のカービィ64』の影響もあり代表的なザコキャラであるとともに頼もしい味方としての登場が増えました。

また、ワドルディ以上にそのイメージが変化したのがメタナイトでした。それまではスーパーデラックスなどのボスキャラの一人に過ぎませんでしたが、アニメ版ではカービィを見守る熟練者という立場かつ、かつて銀河のために戦った戦士として登場したことからその株は急騰しました。もちろんカービィシリーズではその後もボスキャラとして登場し続けますが、洗脳状態などの”訳あり”ボスとして登場が中心となりました。

 

・デデデ城や戦艦ハルバードのデザインが採用

ゲームにおけるデデデ城のデザインは、初期のソフトで見られるようなオーソドックスでシンプルな四角い形状の砦を始め、決まった形はありませんでした。それがアニメ版放送後は、あのドームとコロッセオが合体したようなデザインが踏襲されるようになりました。多分、ゲームにおいては外観よりも内部のステージが重要なのでアニメ版デザインをそのまま踏襲したほうがメリットがあっただと思います。

さらに戦艦ハルバードについては、これまたスーパーデラックスでのイチ舞台に過ぎませんでしたが、アニメ版終盤で迫力ある戦闘が描かれた結果こちらもメタナイトと同様株が急上昇。以降、カービィシリーズでは味方艦として大活躍するようになります。

 

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