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【今週の少年ジャンプ番外編】『劇場版 呪術廻戦 0』公開記念、主な劇場版ジャンプアニメの興行収入をご紹介



おおよそ1年前は、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が絶賛上映中で社会現象となっている最中でした。その裏ではジャンプネクストブレイク作品として『呪術廻戦』のTVアニメが放送され、2021年12月24日にはファン待望の劇場版スピンオフ作品『劇場版 呪術廻戦 0』が公開されました。

 

昨年、まだ『鬼滅の刃』の”き”の字にしか触れたことのなかった自分は、「無限列車編」の興行収入の予想も兼ねてこんな記事を公開しました。


というわけで今年も「呪術廻戦 0」の興行収入の予想を兼ねて、意外と知らない「歴代ジャンプアニメ劇場版作品の興行収入」について簡単にご紹介したいと思います。

 

■「鬼滅の刃

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年公開・興行収入:400.1億円)

まずは日本映画歴代最高記録となった「鬼滅の刃 無限列車編」からですが、最終的に公表された数値は日本国内で累計来場者数2,896万6,806人、興行収入400億1694万2050円とのこと。全世界では累計来場者数は約4135万人、総興行収入は約517 億円となったそうです。ちなみにこの金額は、後述するワンピースやドラゴンボールの劇場版シリーズの総興行収入を上回ります。(※作者調べ)

 

■「ONE PIECE

1位『ONE PIECE FILM Z』(2012年公開・68.7億円)

2位『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年公開・55.5億円)

3位『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年公開・51.8億円)

続いては少年ジャンプの大黒柱『ONE PIECE』。度々このブログ内で取り上げていますが、尾田栄一郎先生が制作に関わるようになった2009年以降はコンスタントに50億円程の興行収入を記録するようになりました。ちなみに尾田先生参加前の最高記録は2001年公開『ONE PIECE ねじまき島の冒険』の約30億円で、シリーズの総興行収入はおよそ380.7億円(14作)です。(※作者調べ)来年8月には新作『ONE PIECE FILM RED』が公開予定です。

 

■「ドラゴンボール

1位『ドラゴンボール超 ブロリー』(2018年公開・40億円)

2位『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(2015年公開・37.4億円)

3位『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年公開・29.9億円)

1990年代に一世を風靡した「ドラゴンボール」は、実質的な活動終了からおよそ20年たった2013年公開の新作映画「神と神」をキッカケに本格的に活動を再開しました。『ドラゴンボールZ』時代から劇場作品は公開されていましたが、その興行収入はだいたい10~15億円ほどで今の視点だと”まあまあ”ぐらい。以前調べた際のシリーズ総興行収入は384.8億円(20作)でわずかにワンピースの金額を上回ります。こちらも来年4月には新作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が公開されます。

 

■「NARUTO

1位『BORUTO NARUTO THE MOVIE』(2015年公開・26.2億円)    

2位『THE LAST NARUTO THE MOVIE』(2014年公開・20.0億円)

3位『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』(2012年公開・14.8億円)

かつて「ワンピース」と並ぶ少年ジャンプの2トップだった「NARUTO」。あまり印象に残ってませんが、11作品とけっこうな数の劇場版が作られています。興行収入は現時点で最後の劇場版作品となっている「BORUTO」の26.2億円が最高となっています。現在は同映画をベースにした続編であるTVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』が2017年から放送中ですが、劇場版作品は未だに公開されていません。

 

■「僕のヒーローアカデミア

1位僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』(2021年公開・33.7億円)

2位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズライジング』(2019年公開・17.9億円)

3位僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』(2018年公開・17.2億円 )

現在の少年ジャンプ連載陣でナンバー2のポジションにいる『僕のヒーローアカデミア』。ジャンプアニメとしては珍しく、通年放送ではなく主に夕方枠に2クール単位で逐次放送する形を第1期からとっています。なので鬼滅と同様に作画のクオリティが高いことで人気を博しており、劇場版作品はこれまでに上記3つが公開されています。最新作は30億円を超えるなど、次回作があれば更なる記録更新が期待できるでしょう。

 

■「銀魂

1位『銀魂 THE FINAL』(2021年18.7億円)

2位『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013年・17.0億円)

3位『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』(2010年・10.7億円)

今年初めに最終章である「THE FINAL」が公開され、その活動を終えた大人気ギャグマンガ銀魂」。当初はオリジナルストーリーも含めた通年放送だったのが、終盤あたりからは1クールごとの深夜アニメになるなど、色々と特殊なスタイルを貫きました。実写版作品も2作公開され、いずれも37億円を超えるなどアニメ・実写両方の劇場版作品が成功しているのが特徴。(というかむしろ実写版が上回っている…)

 

以上、ここ最近のジャンプ原作の劇場版アニメをちょっとだけ紹介してみました。

ちなみに、ほぼ完全に忘れられた存在としてBLEACHの劇場版アニメを調べたところ、総興行収入は24.7億円(4作)でした。(※いずれも興行収入8億円以下)

 

そして最後に『劇場版 呪術廻戦 0』の興行収入の個人的な予想についてですが、ズバリ35億円ぐらいと考えています。鬼滅は別次元として、近年のジャンプ劇場版の興行収入が上昇傾向にあるのと、呪術廻戦のテレビアニメの反響がなかなかのものだったのが主な判断材料です。

でもホントに鬼滅で感覚がおかしくなっている気もしますが、本来35億円でも上記の銀魂FINALやBORUTO超える金額で、深夜アニメの劇場版としてもトップの成績になりますからね。ちなみに鬼滅の際は55億円と予想していました。これもだいぶ大胆に予想したつもりが結果的にその7倍以上になりましたから、呪術廻戦も思わぬ大ヒットを飛ばす可能性もあります。

 

果たして呪術廻戦は映画界にどのような爪痕を残すことになるのか、ゆっくりと見届けましょう。

 

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