今週号はゴールデンウイーク以来の集合表紙。
すなわち2022年夏版のジャンプ人気作の縮図です。
ーーー 表紙分析 ーーー
・中央の不動神『ONE PIECE』
・左右の二皇『僕のヒーローアカデミア』『呪術廻戦』
※2021年末以来3回連続。
・境界線の四天王『逃げ上手の若君』『SAKAMOTO DAYS』『ブラッククローバー』『アオのハコ』
※ゴールデンウイークと同じラインアップ。
・後列の六将『夜桜さんちの大作戦』『あかね噺』『アンデッドアンラック』『僕とロボコ』『マッシュル -MASHLE-』『ウィッチウォッチ』
※あかねが昇格
以下略
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唯一の変化が「あかね」の昇格。事実上の人気作の仲間入りとなりました。20年・21年組の強力ラインアップを前に2022年連載作が軒並み絶不調の中、着実に人気と評価を集めています。『ルリドラゴン』が無事復帰すれば、ジャンプで異例の女子高生主人公マンガの年となるかもしれません。
さてさらに今週号は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』がカムバック。テクノロジーネタで始まるかと思いきや、なんと人生ゲームネタ。一年ぶりなのにまるで連載中かのように、自然な相変わらずなアプローチで物語が進むので、なんか逆に度肝を抜かれました。
~~~~~ 読切評価 ~~~~~
『ロクの冥約』(外薗健)
評価……○
悪魔と殺し屋による復讐劇。
悪魔か殺し屋、どちらか一方の要素があるマンガは多いけど、両方となると少しレア。
動きのないセリフメインのコマが続く一方、プチ笑いも入れて復讐劇とわかる展開の変化。ラストはスッキリ悪党を成敗するなど、物語の流れがなかなか上手い。
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