社会人という名の奴隷身分の皆さま、お互いお疲れ様です。
突然ですが、自宅でテレワーク実施中の方々はどのようにお時間をお過ごしでしょうか。もちろん仕事中だと思いますが、無音ではなくBGMやテレビなどを流しながら気分を盛り上げている人も多いのではないでしょうか。
自分自身、短い期間ながらテレワークを実施していたのですが、音がある空間でないと落ち着かないタイプなのでスピーカーで音楽を聴いたり、テレビをつけながらやっていました。しかし、地上波のテレビで放送されているのは、お世辞にも気分がいいとはいえないワイドナショーばかりで、扱うニュースもコロナコロナコロナと、むしろ気分を害する一方。そして、当時そんな気分を盛り上げようと思いついたのが、amazon primeやdアニメストアなどを活用した”サブスクながら見アニメ”でした。
その"ながら見"作品を選ぶにあたっては以下のような条件を設定しました。
・しっかりとしたストーリーものは省く
・気分が盛り上がるよう”笑い”要素が強い
・数日間および長時間視聴できる
あくまで"テレワーク中の気分転換"が目的なので、ある程度集中してみる必要のあるストーリーアニメはなるべく省きました。また、"ハラハラドキドキ"や"衝撃的"、"泣ける"といった要素も注意力を妨げるので排除し、ギャグやコメディを中心にピックアップ。さらに1日およそ8時間、週5日間流すとなると2400分にもおよぶ視聴時間に対応できる長期間の作品を探しました。
結果的にジャンプ系アニメが比較的条件に合うことが判明しましたが、そんなちょっぴり厳しい条件をクリアして、私が実際に"ながら見"してたジャンプのロングラン・ギャグアニメを今更ながらご紹介したいと思います。
■『ボボボーボ・ボーボボ』(2003年~2005年:全76話)
(テレワークオススメ度:★★★★)
ご存知、少年ジャンプ伝説的ギャグマンガのTVアニメです。厳密にはストーリーものではあるのですが、別に覚えておく必要がないぐらい毎回ハチャメチャな展開の連続。そのバカバカしさや、時代を選ばないギャグの数々は、2020年代の今見てもまったく色褪せておらず、気分が盛り上がること間違いなしです。ボリュームに関しては、全76話で約2280分と単純計算すれば1週間で見終わってしまいますが、テンションを上げ続けることに関してこの作品の並ぶものはないといえます。
■『銀魂』シリーズ(2006~2018年:367話以上)
(テレワークオススメ度:★★★)
ご存知、少年ジャンプ伝説的ギャグマンガのTVアニメです。多方面で過激なネタに加えて、圧倒的なのはそのボリューム。単純計算すればTV放送だけで約11,010分におよぶ視聴時間はもはや1カ月かけても見切れません。ギャグマンガとして名高いものの、意外としっかりとしたストーリーが存在しておりシリアスパートもけっこう含まれているため、ながら見やテンションUPの面でいえば、ボーボボには一歩劣ります。ネタの一発一発の破壊力は抜群なので、意図的にギャグエピソードだけを抜き出して見るのもアリだと思います。
■『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1996年~2004年:344話以上)
(テレワークオススメ度:★★★★★)
ご存知、少年ジャンプ伝説的(……以下略)。テレビ放送8年という銀魂に匹敵するボリュームはもちろんのこと、マンガでもお馴染みの安定感のあるギャグやネタは"ながら見"に最適。原作よりもシリアスやいい話があったり、放送が20~25年前ということでノスタルジーを感じるかもしれませんが、基本的には1話完結でどの話から見ても楽しめます。バカバカしさではボーボボが勝りますが、分かりやすさや見やすさなどでいえば、こち亀が有利かつボリュームは文句なしなので、個人的には"ながら見に最適なギャグNo.1”だと思います。
以上、誠に勝手かつ大きなお世話ながら、テレワーク中の皆様に役立ちそうなギャグアニメを3つほどオススメさせていただきました。単純に"ギャグアニメ"なら『ギャグマンガ日和』や『ポプテピピック』『てーきゅう』『ぼのぼの』等々、いくらでもあるとは思うのですが、「長期間・ながら見・注意力不要」という特殊条件を満たすとなると案外選択肢は減っていきます。
昨今は通年アニメが減少し1クールのアニメが主体になったり、短編アニメが人気になるなど、連続視聴にはボリュームが足りない作品が多いと思いますので2000年代前半以前のテレビアニメなどは狙い目かもしれません。
まあ、そもそも「テレワーク中にアニメなんかみてんじゃねぇ!」的な正論があるかとは思いますが、オフィスのぬったりした空気で、キーボードや電話の音、悲喜こもごもな人間の会話を聞くよりははるかに気分転換になると思いますので、皆さんのどうか参考にしてみてください。