『逃げ上手の若君』(初)
連載二周年と同時にアニメ化が発表された若君ですが、一番すごいのはこれで松井先生はジャンプ本誌において打ち切りなしの3作連続でアニメ化作品を生み出したということ……。
これはおそらく前人未到の大記録といっても過言ではありません。名だたる漫画家が人気作品の終了後に、新連載で打ち切りを経験するのが当たり前の中、3作連続アニメ化なんてジャンプ読者的には超驚き。
いちおう矢吹健太朗先生も『あやかしトライアルアングル』で同じく3作品のアニメ化は達成していますが、ジャンプデビュー作品は打ち切りとなっているため、「週刊少年ジャンプ、デビュー作から打ち切りゼロの3作品連続アニメ化」はおそらく松井先生だけで唯一無二ではないでしょうか?
前作の続編を認めないジャンプにおいて、ジャンルを変えつつ人気連載に持っていくなんて、運・実力・体力ともに揃えてないと不可能ですから、松井先生はもはやレジェンドクラスの漫画家の一人と言えます!
~~~~~ 読切評価 ~~~~~
『真夜中月丘高等学校』(伊原大貴)
評価……△
ネタの方向性とテンポは嫌いじゃない。四コマなので、ちょっとセリフが多めに感じてしまうのはマイナスですが……。
すでに十分な連載経験を重ねて、絵に荒さを感じないので取っつきやすさもある。インパクト面は弱いかな……。
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今週号は割と新連載組が後ろに寄ってますが、コミックス発売済みや来月初コミックスの作品も多いので審判の時が近づいているかも。