大西洋少年ジャンプ総合研究所

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【持論アニメコラム】二次元と炎上 ②「ストライクウィッチーズ」と「のうりん」ポスターは同類なのか?

 前回の記事はこちら▼

tamahachi08.hatenablog.jp

のうりん (GA文庫)

のうりん (GA文庫)

 

以前書いた連載記事を再編します……。

前回の記事で“公”になることが知名度の向上とともに炎上騒動へのリスクともなることを軽く説明しました

今回は少し前に起きた、似たような理由による2つの炎上騒動についてお話します。

 

およそ二年前、こんな話題が世間をちょっとだけ騒がしました。

 

要は自衛隊募集ポスターにミリタリーアニメとしてファンの間ではお馴染みの「ストライクウィッチーズ」が使われていただけのお話。本来はそれで終わるはずでした。

 

しかし、作品の根本的な世界観である「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」に慣れていたストライクウィッチーズファンとすでに度々コラボ実施済みの自衛隊は、この世界観が世間とは明らかにズレていることを失念していました。

 

この世間のズレを忘れたまま自衛隊のポスターとして“公”になったことが一部の人々の“正義感”に触れ、ネット上やワイドショーでの論争、つまりは炎上騒動へと至ってしまったわけです。

 

ちなみにストライクウィッチーズのファンとして、自分自身は「これはしょうがない」という認識でした。

パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」というお約束が通じる範囲で動いていたのが、公的機関のポスターとして“公”になったら、こうなるのはある意味避けられません。

 

炎上騒動とは別に、これは仲間内の閉鎖的なコミュニティーと一般世間のコミュニティーの認識の差を改めて感じさせる出来事でもありました。

……ややオーバーですが、

 

また、さらにさかのぼることおよそ五年前にはこんな騒動がありました。

 

自分自身は『のうりん』については詳しくないのですが、要点は巨乳キャラをメインにしたポスターを出したら世間から批判を受けたということ。

これについては前回取り上げた『おちこぼれフルーツタルト』の騒動に近いですね。

 

「公的機関が協力する作品としては相応しくない」という“正義感”が元になっている点は同じですが、「のうりん」および「おちこぼれフルーツタルト」と、「ストライクウィッチーズ」の騒動では大きく違う点があります。

 

というのも、のうりんとフルーツタルトには、ストライクウィッチーズ程の世間からズレたお約束は存在していません。巨乳キャラがいたり、お風呂シーンがあったぐらいの話で、それ自体は他のアニメなどでこれまで幾度となくスルーされていた要素です。

 

もちろん“公”になったことで世間の目に触れたからとも説明できますが、元々お約束の範囲から出たら燃えそうだったストライクウィッチーズの世界観とは、元の火種がはるかに小さいです。

 

同じ“炎上騒動”でも明らかに予兆の余地があるパターンと思いがけないパターンがあり、その炎上レベルもボヤ騒ぎから山火事規模までさまざまです。これを一緒くたにすることは“炎上騒動”を理解する上で注意するべきことです。

 

……多分続く。

【今週の少年ジャンプ番外編】実は本誌よりも読者が多い(?)、個人的オススメ「ジャンプ+」コミック3作

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今週の少年ジャンプ本誌がお休みということで、手短に個人的なオススメ「ジャンプ+」コミックをご紹介したいと思います。

2021年現在、自分自身は本誌である週刊少年ジャンプは5作品を購読していますが、ジャンプ+は6~7作品ほど買って読んでます。本誌は『破壊神マグちゃん』を含めルーキー作品を去年新たに買い始めたばかりなので、一時期は完全にジャンプ+が多数を占めていました。

 

自分の趣味がバレるような気もしますが、早速個人的にオススメな作品を3つほどご紹介します。

※以下、ネタバレ注意。

 

■『劣等眼の転生魔術師』

 

【ポイント】“転生モノ”だけど“異世界モノ”ではない学園×魔法ファンタジー

集英社ラノベダッシュエックス文庫」が原作のコミカライズ作品。タイトルや表紙から典型的な“異世界モノ”っぽいですが、主人公のアベルは転生者ではありますが、あくまで同じ世界で生まれ変わった最強の魔術師。

そんな彼が最強の力を適度に抑えつつ第2の人生を送るというのが大まかな物語。ちょいエロもありつつ、基本的には学園モノ。ちょっぴりムカつく魔法学園の輩や悪巧みの魔族を相手に軽くあしらう主人公の無双っぷりが楽しめます。

 

■『道産子ギャルはなまらめんこい』

 

【ポイント】最強に色っぽいヒロインとの爽やかすぎる北海道青春物語

ジャンプ+での読み切りからスタートして連載へと昇格した北海道北見市を舞台にした恋愛青春モノ。読み切りだった第0話の時点でヒロインである冬美美波に一目惚れしました。

彼女をはじめ、登場するヒロインがとにかく色っぽい。エロいのではなく”色っぽい”のです。本土育ちの人間にはなかなか知ることのできない北海道あるあるが織り交ぜられながら繰り広げられる北海道での爽やかな学園生活に思わず憧れてしまいます。

ぶっちゃけ非リア充的には嫉妬してしまうぐらい爽やかです。

 

■『HEART GEAR』

HEART GEAR 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

HEART GEAR 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 
 

 【ポイント】少女と“ギア”の迫力満点の終末SFアクション

 人類が絶滅しロボット(※ギアと呼称)だけとなった世界で育った少女ルゥとその身を守ることが使命となった謎の戦闘系ギア、クロムとの冒険録。残念ながら作者の体調不良により、2020年5月以来更新されていませんがその戦闘描写などは必見。

戦闘シーンだけでなく、荒野や荒廃した未来都市で与えられた役目を全うするギアたちの時に儚く、時に哀れで、そして健気な姿も見所です。個人的には『地獄楽』や『怪獣8号』に負けないほど面白いと思ってます。無事に再開してほしいな~。

 

以上、簡単に3作品をご紹介させていただきました。当然大ヒット済みの『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』あたりは購読してますがあえてスルーしてます。

またそのうち連載終了済みのオススメ作品もご紹介しようと思います。

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由④

 ▼これまで記事はこちら▼

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由①

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由②

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由③

 

前回までで劇場版ワンピースの概略や尾田栄一郎先生製作総指揮による躍進、『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)と『ONE PIECE STAMPEDE』(2019)で見られた大きな変化について触れてきました。

だいぶ長くなりましたが、今回でこの連載も一区切りです。

 

改めて振り返ると、劇場版ワンピースは2000年から2009年までは「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」「ポケットモンスター」、「名探偵コナン」などの人気テレビアニメシリーズと同様に毎年新作映画が公開されていました。

 

しかし、「適キャラ(3人)に対してルフィ・ゾロ・サンジが個別に戦う」というパターンがほぼ踏襲され、本編(原作およびTVアニメ)との関わりもまったくない物語が続いたこともあり、その興行収入は右肩下がりでした。

そんな状況の中、尾田栄一郎が製作総指揮として初めて本格的に制作に関わった2009年公開の第10作『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』は過去最高となる48億円を記録し、当時の歴代劇場版ジャンプアニメ最高の興行収入となりました。

 

「金獅子のシキ」という本編にも登場するキャラクターが出現して、部分的に外伝的な価値が生まれたことが多くのワンピースを引きつけ、続く2012年公開の『ONE PIECE FILM Z』は、原作の「新世界編」後初の劇場版ということもあって記録をさらに68.7億円に伸ばしました。

 

2016年の『ONE PIECE FILM GOLD』では「適キャラ(3人)に対してルフィ・ゾロ・サンジが個別に戦う」パターンが変化したことに加えて、サブキャラ以下の扱いながら初めて麦わら海賊団以外の本編のキャラクターたち(サボ、ロブ・ルッチ、スパンダムなど)が登場。

敵キャラのスケールとしては前2作より劣りましたが、その物語の流れなどで明らかな変化が見られました。

 

そして2019年公開『ONE PIECE STAMPEDE』は、興行収入こそ歴代2位の55.5億円となっていますが、内容的には「敵キャラがロジャー海賊団の元船員」「本編人気キャラクター総出演」「麦わら海賊団とライバル海賊団、海軍メンバーが協力する」など圧倒的にスケールが大きくなり、ワンピースファンが大注目するに値する作品に仕上がりました。

 

以上を踏まえて、今後劇場版ワンピースが最高潮を迎えるためには以下のポイントが欠かせません。

■「麦わら海賊団以外のキャラクターたちの活躍」

■「劇場版だけで完結しない敵キャラクター」

■「本編との関連性を伺わせる設定」

 

スタンピードでは、ハンコックやスモーカー、サボに加えて、ローやキッドを含む最悪世代が登場したことで「麦わら海賊団以外のキャラクターたちの活躍」がとくに目白押しでした。一方で最悪の世代に関しては、まだ能力や技名が明らかにされておらず、その役回りや戦う模様は不完全燃焼な印象が否めませんでした。

 

「劇場版だけで完結しない敵キャラクター」という面では、ストロングワールドが「金獅子のシキ」という本編にも名前が出る伝説の海賊が相手になったことで同時はかなり盛り上がりました。

しかし、今現在の視点では本編との整合性はイマイチ取れておらず、色々と歯がゆさを感じてしまいます。

その後の劇場版の敵キャラクターは、本編キャラとゆかりがあるぐらいの設定で、扱いはあくまで映画オリジナルに留まっています。

 

そしてもっとも重要かつハードルの高い「本編との関連性を伺わせる設定」については、ぶっちゃけ”劇場版を「本編」として扱えるようにする”ということです。

 

ご存知の通り『鬼滅の刃 無限列車編』は完全にTVアニメ版に続く本編作品として制作されており、自動的にファンとして決して見逃せなくなっています。

 

本編もしくは公式扱いという意味では、『ドラゴンボール超 ブロリー』や『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』、『銀魂 THE FINAL』なども同様で、こちらの3作はいずれもシリーズ最高成績を上げています。(※BORUTOはその後TVアニメ版で実質リメイクされましたが、公開当時は事実上の本編扱い)

 

ドラえもんのような万人キッズ向け作品を目指さない以上、劇場版アニメとしては“ファンが見逃したくない”あるいは”ファンとして見逃せない”作品に仕上げるのが半ば必須事項となっています。

 

本編と関わりのないパラレルワールド的な劇場版オリジナルはどうしても“見なくて大丈夫”となってしまうので、興行収入的にも見劣りしてしまいます。

 

「本編扱いの劇場版」となれば必然的に「麦わら海賊団以外のキャラクターたちの活躍」や「劇場版だけで完結しない敵キャラクター」も組みこまれて、熱烈やにわかファン問わず劇場に足を運ぶはずです。

 

しかし、事実上日本マンガ界最長の物語と化し、アニメも20年以上通年放送を続いているワンピースに「本編扱いの劇場版」を制作するのはかなり大変かつ壮大なプロジェクトになるでしょう。

 

しかし尾田栄一郎製作総指揮以降、徐々に本編とのつながりが強まったいるのも事実。

「次回作」はちょっと間に合わないかもしれませんが、いずれにしても劇場版ワンピースはまだまだ伸びる可能性を秘めていることは是非とも感じていただきたいです。

 

なんだかんだ長くなりましたが、今回の連載は以上です。(完)

ONE PIECE novel HEROINES (JUMP j BOOKS)

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【今週の少年ジャンプ】非常にわかりやすい線引きがされた表紙

 


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今週号は合併号ということで、お馴染みの連載キャラ総出演の集合表紙。

 

というわけでざっくり分析。

ーーー 表紙分析 ーーー

・筆頭横綱ONE PIECE
・東西大関僕のヒーローアカデミア』『呪術廻戦』

・関脇&小結『ブラッククローバー』『夜桜さんちの大作戦』『アンデッドアンラック』『Dr.STONE』『マッシュル -MASHLE-』

以下略

ーーー ーーー

センターに文字が載って上下段に分断されているのに加えて、筆頭のワンピースが真ん中にいるおかげでわかりやすいレイアウトになってますね。

 

あとあえて言うなら『SAKAMOTO DAYS』 『逃げ上手の若君』が上段真ん中にいるのは、期待値が高い証拠ともとれますね。

 

ワンピースがジャンプのメインとなってから20年以上経過しているので、もはやコロコロコミックドラえもん並みにジャンプの集合表紙には欠かせない存在となっていますが、ワンピースが終わった集合表紙とかどうなるんでしょう?

 

デザイン担当者も長年ワンピース中心ばかりだから、いざその時を迎えたら相当苦労しそうですね。

 

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『ぺこぺこの病』(渡辺シンペイ)

評価……○

 

暴食コメディアクション?

シリアスではなく、あくまでコメディを通した物語。

あえてヒロインなどは設定せず、小ボケな主人公と常識的な友人の掛け合いを中心にしているのが面白い。

 

絵も見やすい。

インパクトはほどほどで、仕上がりは十二分。

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

来週はジャンプがお休みですが、なにかは書く予定です。

 

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由③

 

 ▼これまで記事はこちら▼

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由(前編)

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由(後編①)

ONE PIECE Log Collection “LEVELY" [DVD]

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  • 発売日: 2021/09/24
  • メディア: DVD
 

前回、前々回と劇場版ワンピースの過去の欠点と尾田先生の参画による変化について述べました。今回は最新作『ONE PIECE STAMPEDE』についてです。

 

 ※以下、一部ネタバレを含みます。

 

2019年に公開され、興行収入55.5億円と『ONE PIECE FILM Z』に続く歴代2位を記録したスタンピードですが、内容としては個人的に歴代最高傑作だったと評価しています。

 

その大きな理由としては、スタンピードがこれまで歴代劇場版ワンピースとは大きく異なるスタイルのストーリーだったことと、これまでのワンピースの集大成とも呼べる要素を含んでいたからです。

 

まず前回、前々回のおさらいになりますが、劇場版ワンピースは尾田栄一郎製作総指揮の前後の作品を含め、映画終盤に「適役のキャラクターに対してルフィ・ゾロ・サンジが個別に戦う」というスタイルが基本的に踏襲されていました。

 

一部例外もありますが、歴代トップの興行収入であるフィルムZまではこのスタイルが固定され、それが『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)においては、「サンジ・ロビン」「ウソップ・チョッパー・ブルック」「ゾロ、」そして「ルフィ」というは変則的かつ一部はタッグで戦うという形に変化しました。

 

とくに麦わら海賊3強のルフィ、ゾロ、サンジが参加していない場面では、ウソップがフィニッシュを決めるという展開に真新しさを感じました。

 

一方で、より広い視野で見ると「麦わら海賊団がそれぞれ敵を倒す」という物語の形は引き継がれていました。

 

一見当たり前のように聞こえますが、スタンピードはこうした“常識”を超えた展開を生み出します。

すなわち「麦わら海賊団以外のキャラクターと協力する」ということです。

 

2019年8月の映画公開当時、原作はワノ国編、テレビアニメはおそらくホールケーキアイランド編をやっていた頃かと思いますが、すでにワンピースには主役である麦わら海賊団以外にも敵味方含めて多くの人気キャラクターが活躍していました。

 

トラファルガー・ローボア・ハンコック、スモーカー中将やバギーなど、ファンにとってはお馴染みのキャラクターたちですが、実は劇場版作品にはほぼ登場したことがありませんでした。(※バギーは同時上映の短編などでたびたび顔出し)

 

とくに毎年の新作公開を止めた2009年以降の登場キャラクターは劇場版とは無縁の存在とも言えました。

 

基本的にオリジナルキャラクターが活躍する劇場版では当然とも言え、ファンも極端に不満を感じている人は少なかったでしょう。

 

なので『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)で隠しキャラのように所々で原作や本編のキャラクターが出てきただけでもそれなりに盛り上がりました。

 

それがスタンピードにおいては隠しどころが、完全にメインキャラクターとして各方面で活躍したのです。

 

ローは序盤に手負いながらルフィたちに情報を伝えたのを始め終始物語に関わり続け、スモーカーもやや不本意ながらルフィたちと共闘。ハンコックはルフィとともに敵であるダグラス・バレットに一撃を与え、バギーは文字通り道化師のように動きつつ、なんだかんだ騒動に巻き込まれるなど、スタンピードは本編キャラクターたちが最も活躍した劇場版となっていました。

 

それまでの「麦わら海賊が敵が倒す」というスタイルは薄れ、スタンピードは言うなれば「ワンピースメンバー総動員」という劇場版にとって新たなるスタイルを確立したのです。

 

……だいぶ予定外ですが、まだ続きます。

【今週の少年ジャンプ】破壊神の前に新たなる刺客兼信徒現る!

 


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新連載『アメノフル』(原作:たけぐし一本 漫画:みたらし三大)

 

スイーツバトルコメディという、これまた予想のつかない作品が登場しましたね。ストーリーや作画のバランスは悪くないです。

 

動乱の2020年から明けてもう4カ月過ぎましたが、だいぶ連載陣も安定化しつつありますね。『呪術廻戦』以上の中堅・ベテラン勢はもちろん、先日の『アンデッドアンラック』『マッシュル -MASHLE-』1周年に続いて、間もなく次の2020年組も連載1年を迎えます。

 

そんな中、自分のお気に入り『破壊神マグちゃん』に新キャラが登場。ついに教師キャラが投入されました。常識人という予想とは裏腹にまさかの混沌教団!しかも流々とタイマンのダンスバトルを繰り広げる天然男。

 

そして、そんな自分を祭り上げる愚かな人間どもに喜ぶ破壊神。

いや~、ミュスカーが登場したときはちょっとシリアス編になってしまわないか心配しましたが、いい感じに回りがボケてくれますね。

 

もうすでにBlu-ray買う気になってますよwww

 

……今週、マグちゃん効果ですんごいおちゃらけな記事になりましたね。

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由②

 

 ▼前回の記事はこちら▼

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由(前編) - 大西洋少年ジャンプ総合研究所

ONE PIECE STAMPEDE

ONE PIECE STAMPEDE

  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: Prime Video
 

前回は、劇場版『ONE PIECE』の概略と尾田栄一郎先生の参画による興行収入の上昇についてざっくりとご紹介しました。

今回は直近2作の『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)と『ONE PIECE STAMPEDE』(2019)でおきた劇場版ワンピースの変化についてご説明します。

 

 ※以下、一部作品のネタバレを含みます。

 

ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009)に続く、尾田栄一郎製作総指揮第2弾となる『ONE PIECE FILM Z』(2012)でシリーズ歴代最高の68.7億円を記録した劇場版ワンピースですが、ストロングワールドとフィルムZのどちらもストーリーにおいてはまだ過去の作品の欠点を残したままでした。

 

すなわち、映画終盤の「適役のキャラクター(3人)に対してルフィ・ゾロ・サンジが個別に戦う」というスタイルは踏襲されたままでした。

 

ストロングワールドでいえば「金獅子のシキvsルフィ」・「Dr.インディゴvsゾロ」・「スカーレット隊長vsサンジ」がそのまま当てはまり、フィルムZでは「ゼットvsルフィ」・「アインvsゾロ」・「ビンズvsサンジ」という形になります。

(※ただし、ゼットvsルフィのときはルフィが完全に打ち倒すのではなく、ゼットが実質的に敗北を認めて、その後ゼットは海軍本部を相手にして倒れるという最後)

 

麦わら海賊団のメンバーはだいぶ増えた一方、戦闘力の差からか劇場版終盤での出番はやはりこの3人が主体のままでした。

 

映画全体では原作の物語やキャラクターとの関わりができて、それまでの劇場作品と比べてスケールが大きくなったのであまりは気になりませんが、後々振り返るとそういえばそうだな~と思う点ではありました。

 

そんな中、製作総指揮第3弾となるフィルムゴールドではだいぶ大きな変化が見られました。

 

 

ストーリーにおいては、まず映画の序盤でゾロが敵に捕まり人質になるというこれまでにない展開が起きました。

 

麦わら海賊団の実質的ナンバー2であるゾロがまさかの“捕らわれの姫”役になったのはかなりの驚きでした。ストロングワールドのように、それまではヒロインであるナミがその役割を担うことが多かったですが、実力者であるゾロがそんな目に合うのは多くの人が意外と感じたはずです。

 

そんな捕らわれた姫であるゾロをなんだかんだで救出した後の終盤のバトルもこれまでとは一味違うスタイルでした。

 

ボスであるテゾーロの部下3人、タナカさん・バカラ・ダイスに対して、麦わら海賊団はサンジ・ロビン、ウソップ・チョッパー・ブルック、ゾロと、ゾロ以外はタッグで戦うという形を取ります。

 

それまでボス+部下2人というパターンが多かったなで、まず部下が増えてます。さらにタイマンではなく複数人で相手するのもほとんど初(?)の出来事でした。

 

とくにバカラ戦はルフィ、ゾロ、サンジのいずれもおらず、ウソップがフィニッシュを決めるなど、これまた劇場版シリーズ初の展開でした。

 

ラストはいつも通りルフィによるタイマンで決着がつきましたが、映画の所々で原作キャラクターが顔を出すなど、一般的にはあまり意識されていないものの、実はフィルムゴールドはそれまでの劇場版シリーズから大きく変化しつつあった作品でした。

 

そして、最新作であるスタンピードはより劇的な変化を遂げました。

 

……思ったよりボリュームが増えたので、さらに続く。

【今週の少年ジャンプ】再びジャンプにスポーツの栄光をもたらすか?

 
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新連載『アオのハコ』(三浦糀)

なんか読み切りで読んだ記憶があるのですが…確認できず。

 

スポーツ系恋愛モノって感じですかね。サンデー読んでいるのかと一瞬勘違いしました。

ジャンプっぽくはないですが、嫌いじゃありません。他の作品がやたら騒がしかったり、黒々してたり、賑やかだったりするとこういう青春物語は程よくほっこりできるので。

 

サブジャンルにスポーツを設定している点で考えると、編集部が前回の新連載陣のスポ根マンガ『クーロンズ・ボール・パレード』と合わせて、再びジャンプにスポーツマンガを定着させたい願望があるように見えますね。

変にオリンピック種目とか選ばなかった点は、それなりに評価しますよ。

 

スポ根と青スポ。どちらが人気を得られるかどことなく楽しみですね。個人的にジャンプにもう少し爽やかさを足したい気分ですが。

まあ、ジャンプでは共倒れもよくある話なので……。

 

そして、先週の『仄見える少年』に続いて脱落したのは『BUILD KING』。

 

だから言うたやん。連載間もなく○○試験とか始める作品はヤバいって。

 

……言ってませんね。

でも実際、試験編とかで物語を引っ張るとだいたい結果が伴わない気がしません?

 

……最後に一言。『SAKAMOTO DAYS』が相変わらず売ってな~い!

【今週の少年ジャンプ番外編】劇場版ワンピースが次回作あたりで最高傑作となりそうな理由①

 

 

ONE PIECE FILM GOLD

ONE PIECE FILM GOLD

  • 発売日: 2016/11/05
  • メディア: Prime Video
 

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』はもちろんのこと、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』や『ブラッククローバー』劇場版、『劇場版 呪術廻戦 0』など劇場版アニメの話題が止まらないジャンプですが、今回は今更ながら『ONE PIECE』劇場版シリーズについて持論を述べたいと思います。

 

まずは概略から。

 

劇場版ワンピースですが、2000年の第1作から2019年の第14作『ONE PIECE STAMPEDE』まででシリーズ累計約380.7億円の興行収入を記録している劇場版ジャンプアニメシリーズの代表的存在です。

 

え?『鬼滅の刃』?

次元が異なるのでスルーしてくださいwww。

まだ1作なので劇場版シリーズとも言えないので。

 

そんな劇場版ワンピースは、2000年から2009年まではドラえもんクレヨンしんちゃんポケモン、コナンのように毎年新作が公開されていました。

 

しかし、興行収入では2作目の『ONE PIECE ねじまき島の冒険』で約30億円を記録してからは下降気味で、2006年~2008年作品は約9億円とかなり苦戦を強いられていました。

 

自分もいくつかの作品を見たことがありますが、当時の劇場版ワンピースには劇場版作品では当たり前の「オリジナルストーリー」というハンデに加えてもう一つ大きな決定がありました。

 

それは「終盤の展開が毎回変わらない」ということです。

 

「適役のキャラクター(3人)に対してルフィ・ゾロ・サンジが個別に戦う」

当時の劇場版ワンピースは中盤までは色々あっても終盤はほぼこのパターンでした。

 

毎回オチがほぼ同じと多くファンがわかったのか、次第に映画に行く人も減り、それは前述した興行収入から見てもあきらかです。

 

そんな中、それまで劇場版に関わってこなかった尾田栄一郎先生が製作総指揮として参加した2009年公開の第10作『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』は過去最高となる48億円を記録し、当時の歴代劇場版ジャンプアニメ最高の興行収入を記録しました。

ワンピース フィルム ストロングワールド

ワンピース フィルム ストロングワールド

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

ストロングワールド以降は毎年の新作公開を止める一方、尾田先生が制作に関わる形式が事実上確立して興行収入も『ONE PIECE FILM Z』(2012)68.7億円、『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)51.8億円、『ONE PIECE STAMPEDE』(2019)55.5億と大幅に上昇しました。

 

尾田先生による監修が始まった結果、ストロングワールド以降の劇場版ワンピースは映画オリジナルながら、原作の物語やキャラクターとの関わりが大きく感じられるように変化しました。

それまでは原作やテレビアニメに対して当たり障りのないレベルで制作している印象があったので、これは原作ファンも興味を持つという意味で大きな効果がありました。

 

それと同時に毎年公開を止めたのも1作品あたりのファンの期待値を高めることに貢献しました。

 

「新世界編」初の劇場版となるフィルムZは、更なる話題を呼び、歴代最高の興行収入を記録。

 

しかし、実はその後のゴールドとスタンピードにこそ、劇場版ワンピースの更なる躍進が期待できる要素が含まれているのです。

 

続く……。

tamahachi08.hatenablog.jp

【今週の少年ジャンプ】『SAKAMOTO DAYS』が店頭で見つからない現象


 

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ONE PIECE』はなにも珍しくないのでスルーしますが、今週注目したいのはセンターカラーの『SAKAMOTO DAYS』。

 

ツイッターでつぶやきたしたが、コミックス第1巻が先週発売されたので宣伝記事も書き、『破壊神マグちゃん』と同様に紙で買うと決めて、書店に向かいましたらなんと売り切れ!

 

地元4店舗回っても結局発見できませんでした……。

おそらく販売部数が抑え目なのに対して購入者が多かったのでしょう。

 

こんな経験は『めだかボックス』以来ですよ。

めだかも本誌人気に比べてコミックスの購読者が多かった作品なので。

 

ちょうど去年の今頃あたりから、中堅連載の完結が相次いで大騒ぎになってましたが、いざ一年経ったら新た人気作が生まれつつあるというジャンプの盤石っぷり。もうさすがですわ。

 

……まあその裏でボンクラな判断下して炎上起こしたりもしてますが。

 

そして、なんやかんやもう来週から次の新連載陣が登場します。今度は二作。

現在ちょうど20作連載で、完結っぽい作品もないので打ち切りも二作ということ。う~ん……サヨナラ金未来杯www。

 

最後にもう一つ、今週号ジャンプ+からの出張掲載で『2.5次元の誘惑』が本誌初登場しました。

 

ぶっちゃけ定番のお色気ラブコメの一種であることは間違いありませんが、意外と「友情・努力」要素も多く青春物語としても十分楽しめるオススメ作です。

 

買ってませんが……。

いやでも現在検討中です。

 

とにかくヒマでしたらジャンプ+で本編を試し読みしてください。