表紙『鵺の陰陽師』(今年初)
センターカラー『アオのハコ』『超巡!超条先輩』
先週の『キルアオ』に続き、鵺の陰陽師が連載1周年を巻頭カラーで達成しました。おめでとうございます!
同期連載で2号連続の連載1周年巻頭カラーを記録したのは、2021年3月『アンデットアンラック』と『マッシュル-MASHLE-』以来ですが、当時は相当珍しい事例だと思ったのですが、まさかの三年後に同じ記録が出るとは……。アンデットとマッシュルの2連続巻頭カラー記録は昨年のマッシュル連載終了で三回で終わってしまいましたが、キルアオと鵺の記録は何年まで伸びるでしょうか?
鵺の陰陽師は断片的にしか読んでないので、あまり突っ込んだ分析はできませんが、“多重ヒロイン”と“カジュアル除霊モノ”が意外と読書に刺さったのかもしれません。
以前「ヒロインをテコ入れレベルではなく逐次投入したのが良かった」的なことを書いたのですが、何気に現ジャンプ本誌ではハーレム系ラブコメが存在しておらず、それを求める一定層の読者の関心を集めたのだと個人的に考えてます。
加えて『呪術廻戦』の後釜を狙ったダーク系な物語ではなく、絵的にも読みやすいライトでカジュアル目に仕上がったのが結果的に棲み分けに繋がったのではないでしょうか。
『キルアオ』とはアプローチが違うものの、ある意味どちらもヒロインの扱い方が上手く行って人気を得ているといえます。
~~~~~ 読切評価 ~~~~~
『飛んで火にいる夏と蛍』(里庄真芳)
評価……○
バスケというオーソドックスなテーマですが、完成度はかなり高め。ライバルが身近にいて、ヒロインが遠い存在という微妙に定番から離れていてる設定と、その関係が全体に脱定番を生んでて面白い。
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~~~ 新連載予想(2024.05) ~~~
『さいくるびより』(小林おむすけ)……×
個人的な趣向でいえば丸寄りなんですが、ひとつ致命傷になりそうな要素があって厳しい評価にしました。
ズバリヒロインが巨乳であることwww。第2話でもサービスシーンがありましたが、ジャンプでこういう日常系のマンガなのに男ウケのネタを入れると女性読者が嫌う傾向があるので。
~~~ 以上 ~~~