TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

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【今週の少年ジャンプ番外編】『破壊神マグちゃん』ファンにオススメ!?「ジャンプ+」不思議生物日常コメディ3選!!



 

ついに最終巻となる『破壊神マグちゃん』第9巻が発売されました……。

"終わりを迎えてしまった"という気持ちと、"まだまだ新展開を期待している"という気持ちが入り混じっていますが、とりあえず今回はそんなマグちゃん最終回を読んで、色々と心がざわついてしまった”破滅教徒”の皆様にオススメしたい「ジャンプ+」で読める「不思議生物コメディ」を3つほどご紹介したいと思います。

マグちゃんと比べながら読み進めてみるのも面白いと思いますので、お時間あるときに供物をささげながらご閲覧ください。

 

■冷蔵庫発、なんか謎なペンギンとの日常を描く『エンペラーといっしょ』

(作者:mato、コミックス全4巻発売中)

"冷蔵庫からペンギンが出てきた"という1つのイラストから誕生したオールフルカラーコミック。”もし家でコウテイペンギンといっしょに住むことなったら”という仮定をベースに、主人公・南 香帆(みなみ かほ)がコウテイペンギンのエンペラーと共に過ごす何気ない(?)日常の様子を描いています。

コウテイペンギンの生態に触れつつ、その存在に時に戸惑い、時に癒やされながら生活していく夏帆の家族や友人たちの姿が楽しく微笑ましいです。加えて物語の中心であるエンペラーが“ペンギンだけどなんか謎だらけ”なのもポイント(例:家の中はほぼ瞬間移動、エサは自動的に冷蔵庫に出現)。

破滅教徒視点だと、物語の軸であるエンペラーがマグちゃんと同じく(?)海洋生物である。そんな不思議生物に対する主人公・香帆の順応性が高い。そして香帆に気がある幼なじみの男子・浩介(こうすけ)がいるなど、ざっくりちょっぴり似ている部分があります。

ドラマチックな展開はあまりない分、常に心おだやかなまま安心して読み進められるのもオススメポイントです。感覚としては”シリアスな部分がほとんど排除された『破壊神マグちゃん』”。あ、でも年代的にはエンペラーが先だから逆で”『エンペラーといっしょ』にシリアスが付け加えられた”のが『破壊神マグちゃん』という感じですかね。

……とりあえず読んで損は絶対しません!

 

 

■ハジケリスト(原作)とツッコミ(原作)による普通の日々『ほんのり!どんぱっち』

(作者:澤井啓夫、コミックス全1巻発売中)

平成ジャンプ男子にはお馴染みの不条理ギャグマンガボボボーボ・ボーボボ』に登場する首領パッチとビュティ(*原作とは別人)のほんわかとした現実世界風な日常を描いた一作。原作とはまったく異なる雰囲気で進む、不思議生物の頂点、"首領パッチ"との日々がジワジワ染みてきます。

ややこしいですが、原作のボーボボとは直接的な関連はありません……と見せかけて微妙に関連している。コミックス内では説明されてますが、実は前作として『ふわり!どんぱっち』という作品がベースにあって部分的に設定を引き継ぎつつ、原作のボーボボとの関連性を増したようなスピンオフ作品みたいな立ち位置です。深く考えたら負けです……。

とにかくざっくり言えば“ボーボボの世界観のキャラクターが現代社会を生きる普通の女の子(ビュティ)の前に表れたらどうリアクションするか”といった感じの視点で作られてます。

自由気ままなで時に妙な行動をとる首領パッチを、冷静にたしなめたり、誉めたり、労ったりするビュティとのタイトル通り“ほんのり”したやりとりがやはりジワジワきます。破滅教徒視点では、やはり主人公の不思議生物に対する順応性が高い点が共通している。さらに主人公に恋心を抱く少年・ヘッポコ丸(*こちらも原作とは別人)がいるなど、どうやら「不思議生物×順応性×恋=マグちゃん」となるようです。

でも、「ふわり!」「ほんのり!」シリーズに出てくるビュティよりも、流々ちゃんのほうが原作ボーボボのビュティっぽいのが不思議……。リアクションがデカくてツッコむからかな?

 

 

■飼い主側が”不思議生命体”の抱腹絶倒どうぶつコメディ『カワイスギクライシス』

(作者:城戸みつる、コミックス最新5巻発売中)

上記2作とは打って変わって、主人公側が不思議生物というか宇宙生命体の新感覚ネコマンガ。地球を滅ぼす気マンマンだった最強の星間調査員リザ・ルーナがネコにメロメロになり、さらに地球生物のあまりの可愛さに腰を抜かしつづける毎日を送るという、よくよく考えると上2つの作品と比べて十二分に妙ちくりんな作品。

ジャンルとしては女性がよく読む"ネコマンガ"ではあるものの、主人公ほか登場人物たちのテンションの高さやリアクションのデカさなどは明らかに少年誌。というかそもそもジャンプSQ.連載なので当たり前か。ネタの種類は全然違いますがギャグのレベルでいえばマグちゃんと同等。

破滅教徒視点であまり共通はないが、強いて言えば主人公の戦闘力や非常識レベルは近いかも。あとは柴犬が登場することぐらいでしょうか?

今回紹介する3作品の中で唯一連載中で、今からでも応援できるので、クスクスッと笑いたい方にはオススメです。ちなみに紹介文の"抱腹絶倒"は読む側ではなくキャラクター側のことを指しています。

 

以上、個人的かつ勝手ながらマグちゃんファンにも楽しめるであろうジャンプ+マンガを3点ほど紹介させていただきました。『破壊神マグちゃん』関係ないだろ!とか思われたら申し訳ございません。たまたまマグちゃん終了のショックを和らげるのに、ちょうど良い"笑い"と"癒し"が備わった作品として読み返したのがこの3つだったので……。

 
まだまだ2周年記念として関連記事はまだまだ書いていくつもりですが、とりあえず一言。破壊神マグちゃんは永久ふめつだーー!!!