TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

AI召喚術士としての活動拠点&少年ジャンプやアニメ・マンガ等への個人的な意見・感想を発信


全然、未来がない「金未来杯」



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何の変哲もない『ワンピース』の表紙なのでスルー。

というワケで1週間遅れで「金未来杯」特集!

早速先週と今週号の作品評価から。

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『仄見える少年』 (原作:後藤冬吾 漫画:松浦健人)

評価……×

理由……わかりにくい。

まずジャンルがハッキリしない。ミステリーっぽい絵柄なのに

結局主人公が特殊能力を発揮して敵を倒すオチ。

なのにそのシーンは4ページぐらいで終了。

主人公・ヒロインともに地味なのに、主人公の姉というサブキャラが

一番個性的。……でも実質何もしない。

作画は分業してるので、中々キレイ。

ただクセもないため、インパクト不足に感じます。

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『血液ヌル』 (天願真太郎)

評価……△

理由……ギャグが案外クセになる。

全体的展開は典型的なバトルマンガですが、

ギャグの詰め込みがかなり高め、前半はほぼ2ページに1つ。

爆笑レベルではないが、粗さが残るがシンプルな作画と無理なく

マッチして中々楽しめる内容に。

ただし連載レベルと考えると、インパクト・画力・読みごたえの3点で

バランスが取れているが、若干力不足に感じる。

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こんな感じですね。

今年も始まってしまった金未来杯ですが、タイトルで書いたように

近年まったく未来がない企画に陥っています。

具体的に述べると

・10年前受賞の『べるぜバブ』以降、連載作品は全て短期打ち切り

・エントリー作品の複数連載は2012年以降なし。

・ここ10年エントリーした作者の短期打ち切りを除くと活動実績がほぼない

 ※例外:『ブラッククローバー』の田畠さんや『鬼滅の刃』の吾峠さんなど

最近の若手作品で勢いのある『約束のネバーランド

ぼくたちは勉強ができない』、『Dr.STONE

『アクタージュ act-age』、『呪術廻戦』

いずれもまったく「金未来杯」と縁がないことを考えると

全然「金色の未来」が見えないと言えるでしょう。