TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

AI召喚術士としての活動拠点&少年ジャンプやアニメ・マンガ等への個人的な意見・感想を発信


少年誌のギャグマンガとは?



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表紙は『Dr.stone』ですが、今回はギャグマンガについてのお話。

先週エラそうに「ジャンプ作品に必要なもの」論として、

一定レベルの「完成度」×強烈な「インパクト」

と書きましたが、これはあくまで王道ストーリーマンガの場合。

この例外となるのが、ラブコメギャグマンガ

ブコメはそもそも絵がヘタだと論外なので「完成度」が求められ、

ギャグマンガは逆にインパクト重視。

この「インパクト」をどう弾き出すのかが重要なのは誰もがわかること。

しかし、なんとなく最近のジャンプの読切ギャグマンガなどを読むと

この弾き出し方が雑になっている気がします。

つまり、

「変なキャラを出すだけに終始している」

主人公もしくは主人公の相方に“変なキャラ”を出して笑いを誘う。

今週の赤塚賞ギャグ読切3作にしても

3週間前の新連載2作にしても“変なキャラ”を前面に出してます。

それも“不審者”的な印象の。

“不審者”みたいなキャラを読んでてどこまで面白いと言えますか?

こち亀銀魂・斉木楠雄・磯部磯兵衛・ボーボボなど、名作ギャグマンガ

キャラクターたちは変わってはいますが、不審者ではないと思いませんか?

それは作品の設定で不審者扱いされてない、

もしくはキャラクター本人にギャグの重点は置かず、あくまでネタで

勝負しているからだと私は感じています。

低年齢向けなら“変なキャラ”重視も問題ないと思いますが、

ジャンプ読者の年齢層が上がり、近年の読者は目が肥えていることから

“変なキャラ”のギャグマンガは恐らく売れないと断言します。