表紙『ONE PIECE』(4回目)
センターカラー『ひまてん!』『HUNTER×HUNTER』
前号の『アオのハコ』とは打って変わって、正面にワンピース、右上にハンタというラインアップにより、今週号は時代が20年逆行したかのような王道ジャンプ感あふれる表紙になりましたね。
実際は『僕のヒーローアカデミア』、『呪術廻戦』が終わり『夜桜さんちの大作戦』除けば全部2020年代スタートという、フレッシュ感あふれる中身ですが……。
さてとりあえずは恒例企画その①から
~~~ 新連載予想(2024.10) ~~~
『魔男のイチ』……◎
単行本購読も決めたレベルの(◎)評価。西修先生による"王道ジャンプ"とは絶妙に異なるストーリー展開・キャラ設定・ギャグセンスを宇佐崎先生の作画がうま~く表現していて、魔法ファンタジーという定番のテーマなのに新鮮味がある。シリアスやりつつも、メインキャラ3人の掛け合いで笑いを生んでいるのもポイント。
ぶっちゃけ『SAKAMOTO DAYS』以来の"直感的に面白い"と思った作品です。
『しのびごと』……×
"暗殺"や"護衛"、"学園"など他の連載作品との被りが強い上、今後の展開がなんとなく予想がつくのでワクワク感は希薄。キャラクターなどの作画レベルは悪くはないが、かといってアクション面でやはり他の作品と比べて秀でているわけではなく、ジャンプマンガとして全体的に凡庸。
『白卓 HAKUTAKU』……×
テーマ的に地味かつセリフが増えるので手を出しづらい。こちらは逆に今後何を目指すのか検討がつかないという意味で、ワクワク感が持てない。ギャグセンスは少し期待できそうではある。
~~~ 以上 ~~~
恒例企画その②、今年もやってきました“金未来杯”。というわけで以下ご覧ください。
続けて作品の評価をしていきます。
~~~~ 金未来杯評価 ~~~~
『邏卒妖怪狩り』(吉田B6)
作画……並。スッキリして読みやすく、デザイン等もわるくない。
内容……良。警官・ヤクザ・妖怪・明治などの要素がちょっと絡みすぎて、少々面倒。ストーリー展開はテンプレ感が薄め。
評価……(△)テンプレ薄めは評価ポイントだが、各種の設定が生かしきれておらず、完成度は微妙。
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今週は以上です。