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ついに放送20周年を迎えたアニメ版『星のカービィ』。
残念ながら、というか当然ながら、とくに公式な発表はありませんでした。
しかし、代わりにネットではこんな記事が掲載。
よかった……ちゃんと自分以外にも覚えている人がいて本当によかった……。
しかし、やはり自分と同様に”現在では放送不可”という認識は拭えないようです。こちらの記事で紹介されているネタもそうですが、所々のセリフもけっこうヤバいですからね。
覚えているところでは、開発したロケットに”テッポドーン”と命名したシーンや、徹夜続きのスタッフ(村民)に対してデデデ大王が「黙れ!ワシは絶対権力者!!悪の枢軸ぞい!!!ではははは!!!」(※記憶だよりのため。正確なセリフとは異なると思います)
さてそんな本気でヤバいネタとは別に、もう少しマイルドな”名作オマージュエピソード”を今度はご紹介したいと思います。
【アニメ「星のカービィ」"名作オマージュエピソード"】
第38話「読むぞい!驚異のミリオンセラー」
タイトルはとくになんでもない話に思えますが、エピソード内に登場する大ヒット小説の名前がその名も”パピー・ポッティと愚者の石”。……もう完全にアレのパロディです。作者”ローリン”も登場するという攻めっぷりは、今考えるとかなりすごい。
第59話「最強番組、直撃!晩ごはん」
こちらはあの某有名番組をネタにしたエピソード。内容はデデデ大王が自身のテレビ番組の企画で村民のお宅に直撃して晩ご飯をねだるという話。なんだかんだ”大王が訪れて、賞金も出る”ため、村民はいつもより豪勢な料理を提供する。なんとなく、ネタ元の番組をイジっている気がします。
第74話「モスガバーの逆襲!」
なんとなくタイトルで予想つきますが、モスラのパロディ。モスガバーの怒りを鎮める歌を歌う双子の妖精”ザ・ツインナッツ”なるキャラクターが登場するなど、かなり寄せてきてます。
第75・76話「夢の恐竜天国!前後編」
恐竜の化石が見つかったのをキッカケに恐竜を蘇らせた「ダイナソー・パーク」を建設するという、ジュラシックパーク感満載のエピソード。かと思いきや、科学者ドクター・モロによってカービィたちのDNAを使った新恐竜「カービィザウルス」などが生み出され、カービィたちに襲いかかる。今振り返るとドラゴンボール要素も強い話。
第79話「ボンカースあらわる!」
ネタバレすると、ゴリラっぽい見た目のキャラクター、ボンカースが魔獣化してフームをさらい、デデデ城の頂上に登って暴れます。戦闘シーンでは、カービィがワープスターに乗って、頂上に登ったボンカースの周りをグルグル飛行。つまりはキングコングの有名なあのシーン。
以上、とりあえずなんとなく思い出せるパロディエピソードをいくつかご紹介しました。実際見返せばもっとパロディネタが見つかるかと思いますが、なにぶん公式に視聴する方法がないもんで……。ここまできたら、別に動画サイトで見てもいいのですが、なんとなく避けてます。
とにかく2000年代前半の子ども向けアニメで、『銀魂』レベルかそれ以上のパロディネタが任天堂キャラクターのアニメで実行されていたのです。こうしたパロディやネット記事にも書いてあるような”攻めた”ネタが、20年経過した今でもカルト的は人気を博している理由の1つなのです。
……続く。(※次回は、社会風刺ネタについてご紹介しようと思います。)