[表紙]『SAKAMOTO DAYS』(三回目)
約1ヶ月ぶりかつ3ヶ月で三度目というなかなかのハイペースで表紙となったサカモトデイズ。同じバトル系で同年連載の『アンデッドアンラック』『マッシュル -MASHLE-』がイマイチ調子が上がらない中、着実にジャンプでのポジションが高まっている模様。
さて予告通りこちらの企画。
~~~~ 新連載予想(2022.06) ~~~~
『ALIENS AREA』………×
貧乏主人公、突然授かる特色能力、公的組織の登場などテンプレ設定が散見され、インパクトが弱い。
全体的に作画は迫力よりも荒さが目立ち、キャラクターもカッコいい・カワイイ要素が感じられずイマイチで、万人受けする印象でもない。
“よくある話・展開”で“絵はさほど”となると正直評価はできない。
『ルリドラゴン』………○
角が生えるという地味な出来事から始まり、炎を吐くというまあまあな事件を、あえてドラマチック過ぎずに描くという逆張りの新しさ。
作画は絶賛するほどではないが、物語との相性がよく、今後の成長も期待できそう。
ジャンプらしくないと言えばそうなるが、ジャンプらしくしなかったからこその面白さを感じられる作品といえる。
~~~ 以上 ~~~
やたらテンプレ設定を否定して申し訳ありませんが、少なくとも面白い作品の場合は、こうした“見たことある”とか“パクリじゃん”みたいな感情を第一印象で与えないところが大事だと個人的に考えてます。
それを作画で補うのか、キャラクターで払拭するのか、設定で解消するのか、というのがマンガ家や編集さんの腕の見せどころだと思うので、イチ読者としてはテンプレ部分には過敏になります。