『SAKAMOTO DAYS』（初）
連載開始からしばらくはアクションとコメディの半分ぐらいの作品という印象でしたが、すっかりご立派なバトルモノへと昇華したサカモトデイズ。物語は初の本格的な過去編に突入したわけですが、坂本さんみたいな“英雄伝”タイプの主人公はこういう過去の話を描いて物語の重み・深みを出せるのが面白いですよね。
逆に“成長物語”タイプの主人公は未熟な姿からどんどん強く逞しくなるのが楽しみなわけですが、現在の連載陣をを分類すると『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『ブラッククローバー』『呪術廻戦』『夜桜さんちの大作戦』が成長物語。『アンデッドアンラック』『マッシュル -MASHLE-』は英雄伝って感じですかね。
んでここに“血族の因縁”やら、“天からの祝福”みたいのが主人公に付与されて物語が進むわけですが、最近はこのハイブリッドを模索する動きも増えてます。主人公を実質２人体制にしたり、ヒロインの立ち位置を変えたり……。これがジャンプ外だともっと大胆にできるけど、逆にテンプレを維持しつつ盛り上げるのがなかなか大変なんですよね……って15年以上読んでて思います。
さてそんな中『高校生家族』が完結……。お疲れ様でした。なんか物語の進行的にそれっぽい雰囲気はありましたが、もっと地道に続いてほしかったな～～とは思います。だったらコミックス買えよって話ですけど……。
なんかこのまま終わるのももったいない気がするのでジャンプ＋とかで続編やりませんかね？
しかし、高校生家族が終わるとなるとギャグやコメディマンガ枠に空きが出るわけですが、どうなるでしょう？センス的に先日の新連載は認めてないので、別作品に期待したいと思います。
