『破壊神マグちゃん』に関するあれこれを記事にする「マグちゃん・レポート」。第2弾は引き続き”主観的キャラクター紹介”として、前回紹介した「藤沢鏻(ふじさわりん)」の弟で、ヒロイン「宮薙流々(みやなぎるる)」に恋する準・主人公「藤沢錬(ふじさわれん)」を取り上げます。
■プロフィール(本編抜粋)
なまえ:藤沢錬(ふじさわれん)
あだな:錬
ねんれい:14歳
けつえきがた:A型
とくぎ:掃除、店の手伝い
すきなもの
たべもの:辛い物
しゅみ:走り込み
ばしょ:学校の帰り道
【注目ポイント】
●ラブコメの主人公同然の言動と、その立場に悩む中学男子
流々への恋心が終始隠し切れていない錬は、表情や心の声、各種行動からリアクションに至るまで、ほぼ典型的な”幼馴染に恋するラブコメ主人公”を踏襲しているといっても過言ではありません。
流々に電話したり自宅を訪れるだけで緊張し、一緒に買いものに行くと決まれば心をときめかせ、男の影(というかイズマ)があれば嫉妬し、夢の中では抱きつこうとする(ナプタークいわく“気色悪ぅ!!!”)思春期真っ只中の男の子なのです。
その姿は俗っぽいことが大好きなウーネラスに“推せる…!!!”と思わせ、格好の標的となったほか、マグちゃんやナプタークにもなんだかんだその恋心を利用されます。
流々と幼なじみ以上の関係になれない、なる勇気がなくて悩む姿も、喜怒哀楽の激しさと相まって錬の真人間らしさを強調しています。その結果なのか、キャラクター投票では8位と堂々たる票数を獲得しました。
●凡人であっても己にできることを健気にやる名サポーター
掃除がとくぎ、走り込みがしゅみなど、ハッキリ言って地味かつ凡人な錬は、個性と力の権化のようなマグちゃんたち混沌勢や、それと相対する聖騎士団のイズマ・キサラギの前では、圧倒的に力不足で無力な存在のようにも見えます。
しかし、そんな派手キャラたちの活躍の裏で、錬は自分自身にできることを着実に実行し、彼らのサポート役として十二分に奮闘しているのです。
第25話のクリスマス回では、ナプタークやイズマ、ウーネラスとともに流々の家を訪れた際、破滅の力を放とうするマグちゃんを信じるようイズマを制止し、結果的に大雪の消失に一役買っています。また、第69話で流々を救出しに聖騎士団本部へマグちゃんとともに赴いた際は、ナプタークとともにケータリングからあげでサポートしつつ、流々の奪還にも向かうなど、マグちゃんの活躍の裏でしっかりと行動しています。
もっと遡れば第16話で流々が風邪を引いて食事を持ってきた際も、自分ではなく最終的にはマグちゃんに任せていくなど、誇らず影から支える姿はなんだかんだ格好良い男だといえるでしょう。
【プチトリビア】※筆者調べ
・流々に対する恋心に気づいているのは人間では姉・鏻のみ
・流々に対する恋心にマグちゃんとウネさんはほぼ初対面で気づいている
・第1話と最終話の両方で自転車に乗っている
・対面しているが、実はミュスカーとの会話シーンがない。
主役になると予告される5月2日発売のジャンプGIGAに載る番外編でも、悩める高校生となった藤沢錬の活躍(?)に期待したいですね。
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