TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

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【今週の少年ジャンプ】『キルアオ』と『鵺の陰陽師』で気づく、異なる“ヒロイン”の正攻法



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『キルアオ』(2回目)

来月初単行本のキルアオが早くも二度目の巻頭カラーを獲得しました。当初は『SAKAMOTO DAYS』との“殺し屋”かぶりを心配しましたが、“学園モノ”のポジションに立ったことで事実上の棲み分けに成功した模様。

あとはヒロインの扱いも単なる添え物ではなく、物語の中心に置いたことも良い効果を生んでいる気がします。藤巻先生の絵って、割りと女性キャラも可愛いのに『黒子のバスケ』でも『ROBOT×LASERBEAM』でもそんなに目立ってなかったので、今作はその点でも違いを感じられますね。

 

度々申し上げてますが、個人的にジャンプの連載において“ヒロイン”の扱い方が定まっていない、もしくは雑な作品ほど失敗しやすいと考えてます。インパクト狙いで殺すのは論外として、登場してもしばらく出番がなく、急に増えたりするのもヒロインの役割が不明確なことをさらけ出すので、中途半端に出すぐらいなら、むしろほぼ出さずいたほうが特別感があって有効かなと。

 

……そう考えると、“妖怪モノ”として酷評した『鵺の陰陽師』も半端にヒロインを出すのではなく、続々と登場させたことが“テコ入れ”感がなく人気を集めつつある結果につながっているんですかね?早めに物語に組み込んだほうが、違和感なく別の展開に持っていけますし。

 

キルアオはついでに“バトル系”と思わせて何気にスポーツも組み込むのがやはり差別化になってますね。

今週号は“ゴルフ”ネタ出せましたし、今後のさらなる躍進に期待できますね。