『SAKAMOTO DAYS』(4回目)
今年ワンピースに次ぐ巻頭カラー数を記録しているサカモトデイズ。それに続いて同じ“殺し屋”テーマの『キルアオ』が掲載されていますが、この2作はけっこう掲載位置が隣り合うパターンが多いです。しかも上位で。
アオキルが新連載時は編集部の悪い癖である“ジャンル被せ”が起きてヒヤヒヤしましたが、結果的にはどちらもほぼ毎週上位の掲載位置を維持することに。
サカモトデイズが先なので、どちらかといえば藤巻先生の狙いが上手かったと言えますが、“殺し屋”という少年漫画誌で1個あれば十分なジャンルかつ、主人公がいずれも子持ちの成人男性という“被り”を出しながら棲み分けが出来ているのは見事。
“似て非なる”という言葉がぴったしの両作品は来年も更なる躍進が待っていることでしょう!
~~~~ 新連載予想(2023.12) ~~~~
『グリーングリーングリーンズ』………×
青春系スポーツの“三匹目”のドジョウはないと思います。絵の出来映えは別に悪くありませんが、だいたいの物語の流れが読めるのでワクワクが薄い。
『累々戦記』……×
妖怪モノとしての差別化がゼロ。キャラデザイン並、物語の展開も並、真新しさもない。個人的にわざわざ誉める点が見いだせない。
~~~ 以上 ~~~
……辛辣な評価になってしまいましたが正直な印象をぶっちゃけるのがこの企画のポリシーなので……。過去には後に大人気作品となるマンガも貶してきましたが、イチ読者の眼力はこんなモノだという例になればと勝手に考えてますので、これからも個人的な感想をぶん投げていきます。
そういえばジャンプフェスタで色々発表があったみたいですね。アニメ版ワンピースの別シリーズとか。