正月以来の集合表紙なので、まずはこちらの企画から
ーーー 表紙分析 ーーー
・センター『ONE PIECE』
・ビッグサイズ『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』
・ミディアムサイズ『キルアオ』『アオのハコ』『アンデッドアンラック』『あかね噺』『逃げ上手の若君』『SAKAMOTO DAYS』
ステッカー風表紙ということで、サイズや位置にだいぶバラつきがありますが、不動のワンピースに加え、ヒロアカと呪術も2021年末以降9回連続のという盤石っぷり。
その他の作品で触れるとしたら『キルアオ』がけっこうセンター寄りに配置されていることぐらいですかね。『僕とロボコ』『ウィッチウォッチ』は良いポジションながらサイズがミニマム……。
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果たしてワンピース・ヒロアカ・呪術の三本柱が変化する何時で誰が抜けるのか、不謹慎ながら期待しながら答えを待ちたいと思います。
~~~~~ 読切評価 ~~~~~
『仮面奇譚テオ』(原作:後藤冬吾 作画:松浦健人)
評価……△
『仄見える少年』の二人によるダークファンタジー。一言でいえばオーソドックス。作画はキレイな部類ですが、展開やキャラクター設定がだいぶ定番寄り。怪しい雰囲気の主人公と可愛いヒロインが行動をともにして、実はヒロインが事件のカギをにぎっていたというノーマル物語。
普通です!
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「展開が予想できる」というのは一見つまらなくなる要因に見えそうで、「内容を理解しやすい」というメリットも含むので、全体的な物語の流れは明確にしつつ、より短いスパンの話の展開では“予想外”を入れ込むのが面白いマンガのひとつの例だと個人的に思ってます。
ワンピースなんかは「海賊王になる」という明言しつつも明確ではない目標を立てているのが、予想通りと予想外を両立している物語のある意味象徴といえます。
逆に『チェンソーマン』はフルスロットルで“予想外”を続けているという意味で、別格の存在。これはこれで面白いのでマンガは奥が深い……。