TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

AI召喚術士としての活動拠点&少年ジャンプやアニメ・マンガ等への個人的な意見・感想を発信


経験者は強し。



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今週から2019年号です。

新連載『チェーンソーマン』(藤本タツキ

ジャンプ+で『ファイアパンチ』を描いていた方ですね。

残念ながら未読です……。無料公開読もう。

細かい分析は「新連載予想」に譲りますので

とりあえず率直な感想は「引き込まれる。」

決して“キレイ”な絵ではないのですが、雑ではなく案外見やすい。

なにより物語が中々クセが強い。

なんだかんだジャンプ本誌でも、ジャンプ+でも

過去に連載経験がある方はやはり面白い作品を生み出しますね。

失敗に学んで次回作に生かしたり、

成功例に負けないアイデアを持ってくるみたいな感じ。

でもジャンプにおいて1人の作家が名作を2つ以上も生み出すって

かなりの実力者に限られますからね。

尾田先生や岸本先生は1作で伝説を作った漫画家ですけど。

果てして残りの新連載2作はどんな作品なのか。

~~~~~~  読切評価  ~~~~~~

『ドラコニル』 (小野玄暉)

評価……○

連載経験者なので作画力は十分。

物語の展開も王道のアツい感じがワクワク

しますし、読みやすい。

ただよくよく読むと“ベタ”過ぎる。

・主人公が普段は基本的に平凡。

・謎の先導者が現れて驚きの事実を語る。

・敵が現れてヒロインがピンチになる。

・主人公の特殊な力が覚醒。

・非日常な物語が始まる。

ジャンプのお手本要素満載ですけど、

逆にいえば新鮮味がない。

~~~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~

最近は本誌の読者が減少傾向なので、

全体的に熱心なジャンプファンの比率が高まり

こうした“ベタ”に気付きやすく、低評価になりがち。

なので今週の新連載のような真新しさを求める。

結果“王道”が減って、王道を求める新規ファンが減る。

これが良いのか悪いのか?

おそらく編集部の方はそこでメッチャ悩んでいると思います。