今週から2019年号です。
新連載『チェーンソーマン』(藤本タツキ)
ジャンプ+で『ファイアパンチ』を描いていた方ですね。
残念ながら未読です……。無料公開読もう。
細かい分析は「新連載予想」に譲りますので
とりあえず率直な感想は「引き込まれる。」
決して“キレイ”な絵ではないのですが、雑ではなく案外見やすい。
なにより物語が中々クセが強い。
なんだかんだジャンプ本誌でも、ジャンプ+でも
過去に連載経験がある方はやはり面白い作品を生み出しますね。
失敗に学んで次回作に生かしたり、
成功例に負けないアイデアを持ってくるみたいな感じ。
でもジャンプにおいて1人の作家が名作を2つ以上も生み出すって
かなりの実力者に限られますからね。
尾田先生や岸本先生は1作で伝説を作った漫画家ですけど。
果てして残りの新連載2作はどんな作品なのか。
~~~~~~ 読切評価 ~~~~~~
『ドラコニル』 (小野玄暉)
評価……○
連載経験者なので作画力は十分。
物語の展開も王道のアツい感じがワクワク
しますし、読みやすい。
ただよくよく読むと“ベタ”過ぎる。
・主人公が普段は基本的に平凡。
・謎の先導者が現れて驚きの事実を語る。
・敵が現れてヒロインがピンチになる。
・主人公の特殊な力が覚醒。
・非日常な物語が始まる。
ジャンプのお手本要素満載ですけど、
逆にいえば新鮮味がない。
~~~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~
最近は本誌の読者が減少傾向なので、
全体的に熱心なジャンプファンの比率が高まり
こうした“ベタ”に気付きやすく、低評価になりがち。
なので今週の新連載のような真新しさを求める。
結果“王道”が減って、王道を求める新規ファンが減る。
これが良いのか悪いのか?
おそらく編集部の方はそこでメッチャ悩んでいると思います。