新連載『トーキョー忍スクワッド』(漫画:松浦健人、原作:田中勇輝)
なんか設定が面倒くさいし、暗いな~。
“スカッと”よりも“むわっと”する第一印象。
3話目まででなにか変わるかな?
さて、そしてついに発表されました。
『食戟のソーマ』最終回までラスト3話。
大多数の読者が3ヶ月ぐらい前から感じてた連載終了がついに訪れましたね。
近頃ジャンプは、功績の上げた作品には最終回までのカウントダウンを発表するのが恒例になりました。
逆に言えば、これがない作品は事実上打ち切り扱い。
そして、今回私が主張したいのは、
「ジャンプにおいて“大団円”を迎えることは、“長期連載”するより困難であること。」
注意点ですが、“大団円”と“完結”は分けて考えてください。
私が言う大団円は、つまり「伏線などをほぼ回収した上で、違和感なく終わること」を指します。
完結は、打ち切り以外の連載終了全般です。
こうして分けると大団円で終わったジャンプ作品はけっこう限られてきます。
事実上物語が続いてますが、『NARUTO』はまさに大団円。
『銀魂』もなんやかんや大団円に向かって進んでいます。
じゃあ、まもなく終わる食戟のソーマはどうか?
ズバリ当てはまりません。
もっとも致命的なのが、物語のピークがだいぶ前に訪れてしまったこと。
そして、そのまま人気低迷し、物語があやふやの状態から完結しようとしている点。
人気作品であったことは間違いないですが、人気のピークと物語のピークがズレてしまったことは否めません。
ジャンプは昔から物語の都合よりも人気を優先しがちで、結果迷走することがよくあります。
また、人気を得ようとする“テコ入れ”や、人気低下を避けた展開の早送りもまあまあ当たり前。
それを全て解消することは、それこそ最強クラスにしかできない。
逆にそれ以下は、うまい終わり時を考えるのが最も大事だということだと思います。