『ONE PIECE』(5回目)
実写版が好評のようで、なによりのワンピース。しっかり尾田先生が制作に口出しできる契約が行われたことが、成功の秘訣だったと言われています。
アニメならまだしも実写作品において原作のマンガ家さんは、ぶっちゃけ出演者の一人ぐらいと変わらない立場に置かれますから、やはり制作側に意見できる権利を持つことはすごい大切かと。
大抵はマンガ家本人や編集、出版社がめんどくさがって任せた結果的、悪い方向にいきがちなので……。
~~~~ 金未来杯評価 ~~~~
『部屋の一族』(櫻井樹)
作画……良。暗い雰囲気ながら、キャラの表情や動きがしっかりと読みやすい。
内容……“部屋をつなぐ力”という特殊ながら、バトルにも派生できる設定と恋物語をうまくマッチさせている。
評価……(○)独特ながらも理解しやすい設定に加えて、絵も丁寧で見やすく記憶に残る。読み切りとしては満点のまとまり。
~~~~~~ ~~~~~~
大多数のジャンプ連載作は、いわゆる“ジャンプらしさ”みたいなものを求められるわけですが、それがあまりにも露骨だと逆にウケないという矛盾があります。
キャラクターの設定・性格だったり、世界観の新しさだったり、物語だったり、いかに“テンプレ”を上手に避けつつジャンプファンが好きそうな作品に仕上げていくか。
そこに作者のセンスが問われるわけですが、ある意味金未来杯はこうしたセンスの差が感じられる場でもあります。
~~~~ 新連載予想(2023.10) ~~~~
『魔々勇々』………×
なんか設定やセリフが多すぎます。3話時点で固有名詞バンバン出て、すでになかなか分かりにくいという印象が強い。ネットでは絵が評価されてようですが、確かに上手だと思う一方で、過去の新人と比べて飛びぬけて美しいとか、迫力あるとか、個性が強い、とは個人的には感じません。
『カグラバチ』……△
"刀"というテーマと"近未来×怪異"的な世界観がマッチしている点はいいと思います。しかし、なんか絵も含めて全体的に薄暗い雰囲気が続くので、バトルモノとして心躍る状況を作って他のライバルを押せるのか、まだ不確定かと。
『ツーオンアイス』……×
アイススケートという"美しさ"が大きなポイントとなるスポーツモノなのに、手足の向きや動きとか絵が粗いかと……。物語がシンプルで分かりやすい分、ちょっと繊細とは言い難いこの画力はそれなりに不安。
~~~ 以上 ~~~
もうジャンプの火曜発売時の電子版の月曜配信は当たり前なんですね……。いちおうネタバレ気にして、ブログ更新も火曜にしてますが。