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【マグちゃん・レポート】主観的キャラクター紹介③:バトルとラブコメ、二つのライバル像を兼ねる「イズマ・キサラギ」



最終9巻が発売されたほか、6月は『破壊神マグちゃん』周年記念でもあります。ということで4週連続マグちゃん関連記事を目指して、第2週は「マグちゃん・レポート”主観的キャラクター紹介”」としてマグ=メヌエクと藤沢錬(ふじさわれん)両名のライバルキャラとして躍動した”バトル野郎”「イズマ・キサラギ」についてご紹介します。

 

■プロフィール(本編抜粋)

なまえ:イズマ・キサラギ

あだな:運動量の多い男

ねんれい:16歳

けつえきがた:不明

とくぎ:聖騎士団式魔法剣

すきなもの

たべもの:パン、干し肉

しゅみ:修行

ばしょ:森の中、修練場

 

【注目ポイント】

●"バトル界の住人"としていじられつつも好敵手となった生真面目君

コメディ路線で進んでいた物語に突如現れたマグちゃんたち混沌勢の宿敵ともいえる聖騎士団のメンバー。相対すれば最後、シリアスなバトル展開になるかと思いきや全くの逆。バトルキャラとして特徴・言動をむしろ”俗世とのズレ”として描かれ、ナプタークは見事に制圧したものの、最終的には警察官の任意聴取に応じて(おとなしく)連行されます。

2回目の登場では初登場時に所持していた立派な聖剣を没収された代わりに“交通安全のうちわ”でマグちゃんに挑み、それでも超人離れした技を繰り出すぐらいすごいのに、不滅の存在マグ=メヌエクとそれを受け入れる順応性極大の宮薙流々を前に撤退します。

こんな感じでとんでもない実力を持っているのに、マンガの世界観や本人の感覚のズレによってイズマは生真面目天然ボケキャラとして終始扱われ、ナプタークとはまた違った形の好敵手としてマグちゃんと戦い続けました。

 

●錬に血涙を流させる元凶、かつナプタークとともに運命を変えた恋敵

イズマについてもう一つ無視できないポイントが、錬にとって(一方的な)恋敵としての役割も果たしたこと。初対面はマグちゃんが風邪を引いた第17話ですが、その前のウーネラス初登場の第13話ですでに錬の心に混沌を生み出すなど、すで流々と錬の間に影響を及ぼす存在だということを匂わせていました。

その後も生真面目・天然な性格と相まってナチュラルに流々と距離を縮めるイズマに錬は終始"もやっと"した感情を抱き、同じく天然な流々の反応も相まって錬を動揺させます。象徴的なのが第37話のお花見回。ミュスカーとの騒動もあって流々を身を案じた際「キミを護ることも俺の使命だ」と二枚目なセリフを自然と放ち、このとき錬に初めて血涙を流させます。

その一方、第46話の勉強会で錬に流々のことに聞かれた際は「俺では到底敵わない強い人間だ。俺は彼女を尊敬している」と純粋な畏敬の念を伝えたことで、錬に嫉妬心や困惑とは違うポジティブな印象を与えるなど、次第に良き友としての関係が出来上がっていきました。

最終回後の外伝で、強くてカッコよくて目立つイズマ(に扮したセイラ)と流々のデートを目撃して死にかけたのも、錬がイズマのことを認めつつも負けたくないという強い思いを抱いていたからこそなのでしょう。つまりイズマという明確な恋敵がいたからこそ、錬は流々への告白に至れたともいえます。

 

【プチトリビア】※筆者調べ

・主な必殺技は登場順に「迅雷パニッシュメント(第7話)」「疾風スラッシュ(第7話)」「氷雪ブリザード(第8話)」「灼熱バーニング(第34話)」「疾風ハリケーン(第52話)」「電撃ライトニング(第56話)」。なお、後半3つはマグちゃんに放ったことがない。

・初登場時の聖剣やオレイカルコスの邪剣は、武器としての登場は1回だけだが、交通安全のうちわは4度使われている

・実は流々に2回倒されている(第8話、第13話)

・混沌の神々の中で接触がないのはユピススのみ

 

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