TAMAHACHI08 -official blog-(※旧・大西洋少年ジャンプ総合研究所)

AI召喚術士としての活動拠点&少年ジャンプやアニメ・マンガ等への個人的な意見・感想を発信


【今週の少年ジャンプ】“勝者なき戦い”という名の“金未来杯”が今年もやってきた~

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『アンデッドアンラック』(2回目)

アニメ放送が始まるアンデッドが今年1月以来の巻頭カラー。

……ぶっちゃけ1年目の頃の話題性と比べると、ずいぶん影が薄くなりましたね。その後の後輩作品がなかなかの傑物だらけ、なのと物語の複雑さがやや尾を引いているのかもしれません。読み切りの頃が懐かしい……。

 

さてそんなことより、今年もやってきました“金未来杯”。

というわけでまずはこちらをご覧ください。

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これは私が二年前「World Maker β版」で作った、“世界一分かりやすい金未来杯のご紹介(自称)”になります。二年経っても全くセリフの変更が必要ないのがポイントです。これが“金未来杯”の恐ろしいところ……。

 

まあそんなこんなで、以下が私の評価です。

~~~~  金未来杯評価  ~~~~
『ほうきの狩人』(小林おむすけ)

作画……並。よく言えば読みやすいが、平凡でインパクトはゼロ。

内容……だいぶテンプレ感が強めで、オーソドックスな“ヒロインを救うヒーロー談”。良くも悪くも分かりやすい。
評価……(×)読みやすくて、分かりやすくて、とてもあっさりした印象。逆に言うと読み応えがほぼないし、ウリがない。

~~~~~~      ~~~~~~

ジャンプ読者として正直な感想を伝えたいと思うので、あしからず。

 

つい先日金未来杯受賞作品が打ち切られた直後に、金未来杯を開催というのは、なかなか酷なことをするな~~と思ったりしますが、参加者的にはやっぱり本誌に作品が掲載されるというチャンスは逃したくない気持ちなんでしょうね。

 

とりあえず残りの作品を見守りましょう。

【今週の少年ジャンプ】ジャンプのスポーツマンガでもっとも大切なのは“タイミング”

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新連載『ツーオンアイス』(逸茂エルク)

作者は過去2回の読み切り掲載あり。いずれも○評価を下していますが、とくに今回の作品とは連動してないのでイチからスタートという感じ。

フィギュアスケートのマンガと聞くと、他社かつ青年誌で『メダリスト』というのがあるそうですが、わざわざ比較する必要はないと思います。まあ指摘する人は少なからずいるでしょうが……。例によって、3話まで評価は待ちます。

 

一時期消滅したジャンプのスポーツマンガですが、実は人気獲得のため、ストーリーや作画以上にあるものが近年重要となっています。ズバリ、“タイミング”。

早い話、“世間的ですでに話題になっている、もしくはなってた競技”ではないかという点が、読者的にかなり意識されてます。仮に“流行りに乗っかった”と判断されたら、その時点で大幅なマイナス評価からスタートされます。ジャンプ読者は流行りモノが嫌いな傾向が強いので。

過去には「ラグビー」や「将棋」などで玉砕した作品があるように、ヘタにスポーツイベントが控えていたり、スターが誕生した“タイミング”で同ジャンルのマンガがスタートするのはかなり危険です。

個人的な主観で、今現在ヤバい競技を上げると「ブレイキン」「eスポーツ」「スケボー」「競馬」辺りですかね。

「バスケ」みたいに元々メジャーな競技なら“流行り”扱いにならずに済む一方で、すでに神レベルの作品が存在しているので、それはそれで困難です。ある意味時代が経てば経つほどスポーツや競技モノのマンガはハードルが高くなるといえます。といっても、あくまでジャンプに限った視点ですが。

 

じゃあ「フィギュアスケート」はどうか?

……前例がない点はOKで、世間的には“流行り”という状況でもないので、悪くない案配だとは思います。ただ、先述したように他社で有名作があるのは、ちょっと懸念材料ではあります。

 

ともかくスポーツや競技モノマンガをやるなら、マイナーをメジャーにする“気概”を感じさせるほうが、読者的には好まれるのは確かです。

【今週の少年ジャンプ】時代も次元も超えて使える"刀"とそれを許容する読者の存在

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新連載『カグラバチ』(外薗健)

"剣戟バトルアクション"と銘打った連載ということですが、検索したところ、作者は別作品でおおよそ1年前に読み切りを載せてますね。軽く読み返しましたが、刀を使うのは共通しててもそれ以外はだいぶ違う印象でした。

tamahachi08.hatenablog.jp

 

とりあえずは残り2話を待ちつつ、読み切りでは作者の個性や斬新さがあったのに、連載化で微妙にテンプレ感が強まって面白くなくなるパターンにならないことを祈りたいです。

 

昔『バクマン。』内で指摘されていたようにジャンプでは"刀"がよく使われます。

鬼滅の刃』や『BLEACH』といった"刀"が物語の根幹を成すものから、『ONE PIECE』のような敵味方問わず"実力者"が使用するというパターンもあり、バトルマンガとなれば逆に全く使われないケースを探すのが難しいほどです。

「なぜこんなに"刀"が好まれるのか?」と聞かれて真面目に答えるなら「"武器"でありながら"美術品"として認められているほぼ唯一の例であるともに、"武器"としての完成度も世界最高峰だから」となりますが、マンガにおいて"刀"はさらに万能なモノとして扱われます。大小の木々や岩、壁を切断し、魔物・悪霊・怪物等々の悪鬼羅刹を斬り、弾丸や装甲、時には光学兵器や魔術までも弾くなど、マンガ界全般で"刀"はその万能兵器っぷりを見せつけます。

しかしなによりも"刀"がすごいのは、こうした現実的に有り得ない万能感を見せつけても多くの読者が"許容"してしまう点です。

いずれも無根拠ではなく「古来より"破魔"の力を宿るとされてきた」「他国の刀剣と比べ、切れ味や品質が段違い」「実際に弾丸を切れることが実証されている」などの事実が拡張された結果ですが、おそらく日本という国が滅びてもこのマンガと共に発達した"刀"のイメージは残り続けるのではないでしょうか。

そして、先程の例や今回の連載から考えるとその最大の協力者は「少年ジャンプ」なのかもしれません。おそらく"刀"が主眼のマンガはジャンプが存続する限り何度でも現れることでしょう。

 

【今週の少年ジャンプ】意外と険しい道が待ち受けるジャンプにおけるファンタジーマンガ

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『魔々勇々』(林快彦)

ラクロ、マッシュル無きファンタジー系の枠を狙った新連載が登場。作者名を過去記事検索したら、昨年の金未来杯エントリー作家であったことが判明しました。

tamahachi08.hatenablog.jp

でも金未来杯とはまったく関係ない作品、かつ受賞作よりも先に連載、というなかなか珍しいパターン。

たまたまネットニュースで“第1話から好評”的な見出しを見たのですが、少なくとも私の“直感”には引っかからなかったです。いつも通り3話まで様子を見て、細かい感想は新連載予想でやります。

 

“ファンタジー”をどう定義するのかは少し面倒な話になりますが、“剣と魔法の物語”とするなら、もっともジャンプで代表的なファンタジーは『ダイの大冒険』ではないでしょうか。大元の「ドラゴンクエスト」のキャラデザインは鳥山明先生が手がけていることも考えれば、ファンタジーとジャンプにはそれなりに深い縁があります。

じゃあジャンプにはたくさん中世ヨーロッパ的な世界観の“剣と魔法の物語”があるのか?というとそうでもなく、近年の例として上げられる先述のブラクロも、同期ライバルのヒロアカや後輩である呪術廻戦や鬼滅の刃と比べると正直知名度は劣ります……。

 

なにが原因かは、ジャンプ歴15年の今でもこれといった答えを出せていません。少なくとも“ファンタジー”でジャンプで売れるのはそれだけハードルが高く、逆に作家のセンスや腕が試されるということです。

成功作であるブラクロやマッシュルから学ぶか、失敗した数多の打ち切り作を反面教師にするかは漫画家の皆様次第ですが、絵が上手ければヒットするなんてことはまずないです。

 

『テンマクキネマ』嫌いじゃなかったけどな~~。

物語的に盛り上がるのに時間がかかるから“映える”場面が少なかったのが敗因かも。

【今週の少年ジャンプ】大人気のウラで小さな不安も渦巻くワンピース

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ONE PIECE』(4回目)

個人的な経験から海外において『ドラゴンボール』が大人気なのは承知していますが、未だにワンピースが海外で大人気なのか少々疑問を感じている人間でございます。

“海外で日本のアニメやマンガが大人気”というニュースがテレビで流れても、だいたいドラゴンボールや『NARUTO』とかのコスプレが多い印象があるので……。ナルトはとくに“忍者”という海外勢が大好きなテーマなので、少なくとも連載時はナルトのほうが海外人気があったのは確実だと思います。

まあ10年以上日本から出てない生命体が実態を知るには限界がありますから、とりあえずネットフリックスで実写化するぐらいなら、海外でも人気なのでしょう。

 

テレビアニメは最後の通年放送アニメとして奮闘してますが、いかんせんスローテンポ問題は解消が不可能な状況なので、それが熱心な原作ファンやアニメファンの不満を集めているのが心配です。

その分、今後の劇場版の期待値が高まりすぎないか、これまた気になります。場合によっては、ワンピースもついに1クールアニメへの移行を求められるかもしれません。

もう“アニメオリジナル長編ストーリー”は過去の話のようですね。

 

さて、金未来杯のジンクスが当然のごとく発動したところで来週から新連載が3連でスタートします。

現在2020年から綺麗に3年連続で3作品ずつ生き残っていますが、今年はすでに『ブラッククローバー』『マッシュル-MASHLE-』などの人気作が離脱して空き枠があるといえるので、またまた3作ぐらいは残りそうです。

 

……全然今週号の感想言ってませんが、とりあえず黄猿vsルフィも何気に因縁ありますね。

【今週の少年ジャンプ】『キルアオ』と『鵺の陰陽師』で気づく、異なる“ヒロイン”の正攻法

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『キルアオ』(2回目)

来月初単行本のキルアオが早くも二度目の巻頭カラーを獲得しました。当初は『SAKAMOTO DAYS』との“殺し屋”かぶりを心配しましたが、“学園モノ”のポジションに立ったことで事実上の棲み分けに成功した模様。

あとはヒロインの扱いも単なる添え物ではなく、物語の中心に置いたことも良い効果を生んでいる気がします。藤巻先生の絵って、割りと女性キャラも可愛いのに『黒子のバスケ』でも『ROBOT×LASERBEAM』でもそんなに目立ってなかったので、今作はその点でも違いを感じられますね。

 

度々申し上げてますが、個人的にジャンプの連載において“ヒロイン”の扱い方が定まっていない、もしくは雑な作品ほど失敗しやすいと考えてます。インパクト狙いで殺すのは論外として、登場してもしばらく出番がなく、急に増えたりするのもヒロインの役割が不明確なことをさらけ出すので、中途半端に出すぐらいなら、むしろほぼ出さずいたほうが特別感があって有効かなと。

 

……そう考えると、“妖怪モノ”として酷評した『鵺の陰陽師』も半端にヒロインを出すのではなく、続々と登場させたことが“テコ入れ”感がなく人気を集めつつある結果につながっているんですかね?早めに物語に組み込んだほうが、違和感なく別の展開に持っていけますし。

 

キルアオはついでに“バトル系”と思わせて何気にスポーツも組み込むのがやはり差別化になってますね。

今週号は“ゴルフ”ネタ出せましたし、今後のさらなる躍進に期待できますね。

 

【今週の少年ジャンプ】主人公の良き恋愛に欠かせない"友ダチ"キャラ

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『アオのハコ』(2回目)

 

すっかりジャンプの人気連載となったアオハコ。一般人の認知度はまだまだですが、メディアミックスが本格化したらバトミントン・バスケ・青春モノの3視点でそれ相応の人気を集めるでしょう。

てかアニメ化するなら、スポーツ描写にガッツリ力入れたほうがストーリーの良さとの相乗効果を生み出すと思います。しかも2つ分のスポーツで。

 

今週号もそうですけど、ラブコメって主人公の“友ダチ”が地味にいい感じのフォローを行うことがありますよね。ヒロインと主人公の関係を取り持ったり、アドバイスや発破をかけたり、場を和ませたりと、シリアスとコメディの両面で主人公をサポートする個人的に好きな役割のキャラ。

下ネタぶち込む三枚目キャラも、アドバイスくれる性格イケメンのどちらも含めて“友ダチ”って呼んでますが、コイツらがいない恋愛モノはつまらないって思ったりもします。“異世界モノ”とかこういう“友ダチ”なしで、ハーレムが自然発生しますが、どこか陳腐に感じるときがあります。

 

さて話は変わりますが、『ブラッククローバー』が今週号をもってジャンプGIGAへの移籍を発表。……体力的に限界に到達したんですかね?

いや~~何年か前から本誌掲載時の原稿が線画っぽかったり、最近は単発・短期間の休載も増えてましたし、この決断はしょうがないでしょう。誌面は寂しくなりますが、ゆっくりと田畠先生ご本人が納得できる形で完結できるのが一番です。頑張ってください!

 

最後に一つ。今週の『SAKAMOTO DAYS』の花ちゃん回、最高でした!シリアス感が強まっていた中で、久しぶりの家族コメディ回は絶妙すぎます!

 

【今週の少年ジャンプ】ドキドキが続くベテラン作とワクワクが待ち受ける2023作

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つい3週前も集合表紙でしたが、今週号は55周年記念の55キャラ大集合とのこと。ゾロ・サンジ・チョッパーが表紙に出るのは確かに激レアかも……。さすがに人数が多過ぎて中段レベルでも一瞬で判別ができないですね。

 

ONE PIECE』はようやくエッグベネディクト編に戻るとともに麦わらの一味がついに五老聖とコンタクトとるというなかなかの佳境。

僕のヒーローアカデミア』はオールマイトが決死の戦いに挑み、『ブラッククローバー』もアスタが黒の暴牛に帰還など、準ベテラン作以上はどんどん白熱した展開になってます。

 

個人的に当初はあまり高く期待してなかった『アスミカケル』や『キルアオ』ですが、次第に物語に引き込まれつつあります。前作の踏襲が垣間見える川田先生と、ヒット作とは別路線の藤巻先生と全然手法は違いますが、このままなら2023年はお互いに2つ目のヒット連載になるかもしれません。

 

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『GOD ARMS』(Boichi

評価……△

 

Boichiさんがジャンプにカムバックして、見事な画力を披露しましたが、ちょっとやり過ぎ……。比較的オーソドックスなストーリー展開から、ちょっと科学要素入れたのは悪くありませんが、ここまでの濃いめでド派手な絵が続くとなんかアンバランスに感じます。

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【今週の少年ジャンプ】予想を超える予想外の展開が一番面白い!

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『SAKAMOTO DAYS』(2回目)

毎号毎号、驚きの展開や伏線回収で話題になっている『ONE PIECE』ですが、今週のサカモトデイズもファンとしてはなかなかびっくりな事実が判明しました。

物語のキーマン兼ボスキャラとして、坂本太郎と対峙してきたスラーがまさかの死んだ同僚・赤尾アキラと同一人物(?)だと発覚。生存説は少し前から確実視されていましたが、こんな形になるとはまさに予想外。

これから、その経緯や理由が明かされると思いますので楽しみにしたいです。

 

素人考えですが、マンガを作る際ある程度テンプレ設定にすることで、読者にとって“予想通り”になることは、分かりやすさを生むため必要だと思ってます。

難しいのが、テンプレ過ぎると“真新しさ”や“インパクト”に欠けて、ただただつまらないことになるので、どこまで“予想通り”にして、どこを“予想外”にするかは漫画家さんの力量やセンスが問われます。

読者の“予想通り”の展開から、まさかの“予想外”が判明した瞬間は最高に面白いので、今週のサカモトデイズはワンピースに比肩するぐらい見事な手腕を発揮したといえます。

 

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『忍CHAOTIC』(平たくみ)

評価……△

 

読み切りとしてはよくまとまってます。でも、大人しい性格の主人公も、ちょっとやんちゃなヒロインも、舞台設定も、そして何より妖怪モノなのも凡庸です。“忍び”なだけに影が薄いです。

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よっぽど「Jスタートダッシュ漫画賞」の準入選作品の『NIN-JIN』ほうが“予想外”で面白かったです。変な生きたニンジンのコメディかと思ったら、まさかの“忍びのニンジン(忍人)”、なんて……。

【今週の少年ジャンプ】お金と人情で生まれる人気マンガの実写版

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ONE PIECE』(3回目)

Netflix独占配信でまもなく公開となる実写版ワンピース。TVCMなども流れ始めてチラホラ映像を見る機会が増えましたが、個人的な感想は……精一杯頑張っていると思いました。

ルフィが“ゴム人間”と宣言して口を伸ばす有名なシーンなどは、案外違和感がなくて悪くないと感じる一方、バトルシーンでゴムゴムのガトリングの放っている部分は、真剣なのにコミカルに見えてしまうという功罪両面がありました。

まぁ、短いCM映像だけで判断するのも酷なので、あとはネットフリックスユーザーの判断に任せましょう。幸い、映画の興行収入みたいに失敗と判断される数値は出ませんから。

 

人気マンガの実写版が発表、もしくは“失敗”したときによく出る「作者が泣いてる」的なコメントですが、そもそも原作者はなんで実写版に許可を出すのか考えてみると、答えは案外シンプルな気がします。

 

ズバリ「お金と人情」。

お金はまあ版権による収入なので、わかりやすいですよね。実際どんくらい入るのかは知りませんが。

 

もう一つの“人情”については、結局漫画家さんも真っ当なオファーを邪険にはできないということです。

初めて話を聞いたときは“絶対ヤダ”と思っていても、担当者や場合によっては依頼主が直々に訪問して説得を繰り返されてしまえば、これを断り続ける勇気はなかなか難しいのでしょう。

担当者なんかは“説得”が仕事ですから、できなかったら評価が下がりますし、また純粋にファンの心を持っていることもあるので、漫画家が人である以上、完全に逃げ続けるのは色々厳しいと思います。

 

~~~~~ 読切評価 ~~~~~

『殺陣ロール』(小園江ナツキ)

評価……○

 

絵は荒いですが、なかなか楽しめる内容でした。縦ロールの髪を武器として駆使するご令嬢主人公と、妙に気になる“じぃや軍団”にまつわる秘密のオチがグッド。個人的に怒んパッチvsハロンオニのラストを思い出しました。

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